マイク・ザンビディス

マイク・ザンビディス：鉄拳のギリシャ戦士

マイク・ザンビディス（Mike Zambidis）は、1980年7月15日生まれ、ギリシャのアテネ出身の男性キックボクサー、プロボクサーです。そのアグレッシブなファイトスタイルと強烈なパンチ力から「アイアン・マイク」の異名を持ち、世界中の格闘技ファンを魅了しました。

生い立ちとアマチュア時代

ザンビディスは6歳まで体操を習い、その後、松濤館流空手を2年間経験し茶帯を取得しました。11歳でキック[[ボクシング]]の練習を始め、わずか2ヶ月後にはギリシャ・ジュニア王者のタイトルを獲得。15歳になる頃には、既に大人とも対戦し、16歳までにアマチュア戦績は60戦48KOという驚異的な数字を記録しました。さらに、16歳から3年間アマチュアボクシングも経験し、国内王者となりジュニアナショナルチームにも選出。アテネオリンピックの際にはギリシャ代表候補にもなりましたが、K-1を優先させるために辞退しました。

アマチュア時代には、ギリシャで開催された「Best of the Best」75kgトーナメントに、負傷選手の代役として体重62kgで出場し、見事優勝。この勝利を機にプロキックボクサーへの道を歩み始めました。

プロキックボクサーとしてのキャリア

2000年11月、オーストラリアで開催された「K-1 Oceania Star Wars 2000」で、WOKA世界スーパーウェルター級王座を獲得しプロデビュー。その後、WAKO王座防衛にも成功しました。2002年には「K-1 WORLD MAX OCEANIA 2002」で優勝し、K-1 WORLD MAXへの参戦を果たします。

2003年3月には、K-1 WORLD MAXの日本代表決定トーナメントのスーパーファイトで、初代王者アルバート・クラウスをKOで破り、その名を轟かせました。同年7月には「K-1 WORLD MAX 2003 〜世界一決定トーナメント〜」で魔裟斗と対戦し、判定で敗れますが、その後もK-1の舞台で数々の激闘を繰り広げます。2004年、2005年、2006年、2007年と、毎年K-1 WORLD MAX世界トーナメントに出場し、そのアグレッシブなファイトスタイルとKOシーンでファンを熱狂させました。

特に、2005年の山本“KID”徳郁戦での失神KO勝利は、語り草となる一戦です。また、魔裟斗とは幾度となく対戦し、その激闘はファンを魅了しました。

2005年には、WKBF世界スーパーウェルター級王座を獲得、さらに2013年にはSUPERKOMBATミドル級王座を獲得しました。

引退と復帰

2015年6月、母国ギリシャで引退試合を行い、スティーブ・モクソンに勝利し現役を退きました。しかし、2019年にはボクシングで復帰し、アントニオ・ゴメスに判定勝利を収めました。

ザンビディスの戦績と獲得タイトル

アマチュア

Best of the Best 75kg級トーナメント 優勝
アマチュアボクシング・ギリシャ王者（1996年）

プロ

ISKAバルカン半島王座（1997年）
World Profi欧州ミドル級王座（1998年）
WOKA世界ミドル級王座（2000年）
K-1 WORLD MAX OCEANIA 2002 優勝（2002年）
KOTR世界ミドル級王座（2005年）
KOTRイタリア大会 優勝（2003年）
A-1 World Combat Cupトーナメント 優勝（2004年）
WKBF世界スーパーウェルター級王座（2度防衛）
* SUPERKOMBATミドル級王座（2013年）


マイク・ザンビディスは、そのアグレッシブなファイトスタイルとKOの魅力で多くのファンを魅了し、キック[[ボクシング]]界にその名を刻みました。彼の活躍は、今後も語り継がれることでしょう。

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