TAXi ダイヤモンド・ミッション

『TAXi ダイヤモンド・ミッション』：新たなドライバーたちが贈る、ハイスピード・カーチェイス！

2018年公開のフランス映画『TAXi ダイヤモンド・ミッション』（原題：Taxi 5）は、人気カーアクションコメディシリーズ『TAXi』の最新作です。前作までの主人公たちとは異なる新たなキャストを迎え、シリーズの伝統であるスリル満点のカーチェイスとユーモラスな展開は健在。スピード感あふれる物語は、観客を興奮の渦へと巻き込みます。

ストーリー：マルセイユを舞台に繰り広げられる、手に汗握る追跡劇

今作の舞台は、フランス南部の港町マルセイユ。パリ警察で検挙率No.1を誇るも、問題を起こしがちな警官マロは、マルセイユへ左遷されます。彼の新たな任務は、最新鋭の装備とスーパーカーを駆使するイタリアの宝石強盗団の逮捕。しかし、マルセイユ警察は彼らの巧妙な手口に手を焼いていました。

マロは、伝説のタクシードライバー、ダニエルの甥で少々間抜けなエディと組むことを決意します。エディの愛車、時速300kmを誇るプジョー407を駆り、強盗団の逮捕に乗り出すのです。息もつかせぬカーチェイス、予測不能な展開、そしてコミカルなやりとりが、スクリーンを彩ります。

キャスト：シリーズ伝統を受け継ぎ、新たな息吹を吹き込む

今作では、シリーズの顔とも言えるダニエル・モラレスとエミリアン・クタン＝ケルバレーク役が、それぞれシルヴァン・マロとエディ・マクルーにバトンタッチ。マロは警察官、エディはタクシー運転手という、前作までの設定とは異なる職業設定となっています。

前シリーズで活躍したダニエルは、エディに愛車を譲渡した後に家族でマイアミに移住したとのこと。そして、エミリアンは警察を辞職したという設定も明かされています。

日本版では、人気お笑いコンビ・千鳥が吹き替えに挑戦。彼らの軽妙なトークが、映画にさらなる笑いを加えています。

評価：賛否両論あるものの、シリーズファンにはたまらない作品

フランスのメディアによる評価は、5点満点中平均2.1点と、必ずしも高い評価を得たとは言えません。しかしながら、シリーズを通して培ってきたカーアクションとユーモアを存分に楽しめる作品であることは間違いありません。

まとめ：シリーズの伝統と新たな魅力が融合した、痛快アクションコメディ

『TAXi ダイヤモンド・ミッション』は、シリーズファンはもちろん、初めて観る観客も楽しめる、痛快なアクションコメディです。前シリーズからの伝統を受け継ぎながら、新たなキャストとストーリーで、シリーズに新たな息吹を吹き込んだ作品と言えるでしょう。300km/hを超えるスリル満点のカーチェイスと、予測不能な展開、そしてユーモアあふれるキャラクターたちの掛け合いが、最後まで飽きさせない魅力となっています。シリーズを通して愛されてきた世界観を継承しつつ、新たな魅力も加わった本作は、カーアクション映画ファン必見の作品です。配給元のアスミック・エースは、社名変更に伴いクレジット表記が変更されている点も興味深いところです。

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