tDiaryは、2001年4月20日に誕生した
Web日記ツールです。そのコードは2002年2月20日に
SourceForge.netで公開されました。名称の「t」は、作者の「ただ(Tada)」と、コメント機能である「ツッコミ(Tsukkomi)」に由来します。
Rubyで書かれたCGIスクリプトであり、同言語の普及に貢献しました。
基本的な機能として、コメント機能である「ツッコミ」、簡易的なトラックバック機能である「本日のリンク元」、CSSによる視覚スタイルの変更機能である「テーマ」などを備えています。さらに
プラグインを使用することで、さまざまな機能を追加できます。この拡張性の高さから、日記ツールとしての利用だけでなく、一般的なWebサイト作成ツールとしても活用されることがあります。tDiaryの公式サイト自体がその一例であり、かつては
Rubyの公式サイトもtDiaryで運用されていました。
元々は
Web日記ツールとして開発されたため、記事は日付単位で管理されます。「ツッコミ」に関しても、同様に日付単位での管理となります。しかし、Movable Typeなどの
ブログツールのように記事単位での管理を可能にする拡張機能も存在します。より詳細な情報については、リリース記事を参照してください。
「テーマ」に関しては、システム内部の実装は異なりますが、はてなダイアリーのテーマと親和性が高く、互換性がある場合が多く、変更なしにそのまま利用できることが多いです。
外部リンク
tDiary.org - 公式サイト
tDiary.Net - ボランティアベースのWeb日記スペースレンタルサイト