THE DAY IN QUESTION

『THE DAY IN QUESTION』

『THE DAY IN QUESTION』は、日本のロックバンドBUCK-TICKによって毎年恒例で行われるホールコンサートです。このイベントは2001年12月29日に初めて開催され、それ以来、毎年年末恒例の行事として続いています。

概要

2001年にBUCK-TICKは様々なリリースや韓国でのライヴを行いましたが、国内ではこの『THE DAY IN QUESTION』が唯一の公演となりました。最初の開催地として選ばれたのは東京都の日本武道館であり、以降、この日付と場所での開催が伝統化しました。このコンサートの特徴は、特定のアルバムツアーに基づかないため、自由に選曲が行える点です。

2002年からは、ファンクラブの会員から事前にリクエストを受け付ける試みが始まり、その結果が選曲に影響を与えることもあります。会場も2003年からは二夜連続の公演が行われるようになり、年によっては主要な都市を訪れることもあります。

特に、2007年、2010年、2012年、2014年、2016年、2018年の公演は、アルバムツアーの締めくくりとしての意味合いを持つことがありました。最初の映像作品がリリースされたのは2011年のもので、それまでに公演の映像はほとんど流通していませんでした。

映像作品と放送

2011年の公演は初めてDVDやBlu-rayとしてリリースされ、過去の公演からの映像も特典として収録されるようになりました。それまでに存在した映像作品は限られており、2005年のシングル「ROMANCE」の初回特典DVDに一部収録されていた他、2012年発売のボックスセットの中にも過去の公演から18曲が選ばれて収録されました。

また、テレビ放送の機会もあり、2002年には今井寿のインタビューを交えた90分スぺシャルがCSチャンネルのViewsic（現MUSIC ON! TV）で放送されました。他にも、2003年と2005年の公演が生中継されるなど、BUCK-TICKの活動はテレビでも広く紹介されています。

過去の公演の様子

2001年から続くこのイベントは、毎年異なるセットリストが用意されており、特に特別な年には特別な演出が加わることがあります。例えば、BUCK-TICKのデビュー25周年を迎えた2011年の公演では、全オリジナルアルバムから各1曲ずつ演奏され、ファンには魅力的な内容となりました。また、この年の公演は特に注目され、来場者数は約10万人に達しました。

2019年には工事のため、国立競技場第一体育館での開催に変更されましたが、2001年から続いてきた日本武道館でのコンセプトは変わらず、多くのファンを魅了し続けています。

2023年の公演予定

2023年には再び日本武道館での開催が予定されていましたが、櫻井敦司の急逝により、公演は中止となりました。この年は「バクチク現象-2023-」という別のイベントが発表され、BUCK-TICKのファンは新たな形で彼らの音楽を楽しむ機会が与えられました。今後も、この伝統的なイベントが続いていくことが期待されます。

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