THE ROPPONGI TOKYO

THE ROPPONGI TOKYO（ザ ロッポンギ トーキョー）

東京都港区六本木にそびえるTHE ROPPONGI TOKYOは、都心の一等地、六本木駅からわずか徒歩3分の六本木通り沿いに立地する高層レジデンスです。この建物は、「六本木三丁目地区第一種市街地再開発事業」という大規模な都市再生プロジェクトの一環として計画され、約408億円の事業費を投じて実現しました。単なる居住施設に留まらず、高層の住宅棟と低層の商業施設が一体となった複合開発として設計されています。

概要

広大な敷地を活かし、高層住宅棟と並んで商業施設棟を配置。二つの建物が生み出すV字型の空間には、開放的な広場が設けられ、その周囲に商業空間が展開されています。敷地内や通り沿いには、四季折々の変化を楽しめる豊かな植栽が配され、都心にあって緑を感じられる潤いのある景観が創出されています。この計画は、地域の活性化と快適な都市空間の創出を目指したものです。

高層住宅棟は、異なるニーズに応えるべく、階層によって賃貸部分と分譲部分に分けられています。4階から10階には、賃貸住宅の「THE ROPPONGI TOKYO SUPERIOR RESIDENCE」が位置し、182戸が設けられています。一方、11階以上の高層階は分譲住宅「THE ROPPONGI TOKYO CLUB RESIDENCE」と事業協力者向け住戸で構成されており、分譲部分は345戸、事業協力者住戸は84戸が確保されています。分譲販売時には、6,000万円台の手頃な住戸から、4億8,000万円に達する高額住戸まで、幅広い価格帯で提供されました。

特徴的なサービスとセキュリティ

このレジデンスの最も特徴的な点の一つは、「クラブレジデンス」というコンセプトです。これは、居住者を「クラブメンバー」と位置づけ、専門のスタッフや提携機関と連携することで、一般的なマンションでは提供されない、ホテルライクなサービスを提供することを目指したものです。具体的には、エントランスでの車の受け渡しを行うバレーパーキングや、24時間利用可能なルームサービスなどが挙げられます。これらのサービスにより、居住者は日々の生活において高い利便性と快適性を享受することができます。

さらに、都心居住における安全と安心を確保するため、非常に厳重なセキュリティ体制が導入されています。住戸に至るまでには、なんと5段階ものセキュリティチェックを通過する必要があり、部外者の侵入を極めて困難にしています。建物の構造面においても、最新の技術が採用されています。地震に対する安全性を高める制振構造に加え、建物を支える躯体には超高強度コンクリートが使用されており、災害時においても高い安全性が保たれるよう設計されています。

沿革

THE ROPPONGI TOKYOの建設は、都市計画決定から始まりました。

2006年（平成18年）3月：都市計画が決定。
2007年（平成19年）4月：六本木三丁目地区市街地再開発組合の設立が認可。
2008年（平成20年）12月：着工。
2011年（平成23年）11月：建物が竣工。

計画から竣工まで、約5年半をかけてこの大規模なプロジェクトが完成しました。

周辺環境

六本木という国際的なエリアに位置するため、周辺には様々な施設が集まっています。近隣には、オフィスや商業施設が入居する超高層ビル「住友不動産六本木グランドタワー」があり、ビジネスやショッピングの利便性も高いです。また、エンターテイメント施設として知られる「バーレスク東京」や、かつてディスコブームを牽引した名残をとどめる「マハラジャ六本木」なども近くにあり、活気あふれる六本木のナイトライフも享受できる立地です。

THE ROPPONGI TOKYOは、六本木の再開発によって生まれた、都心生活の利便性、豊かなサービス、そして高い安全性を兼ね備えた、特徴的な超高層レジデンスと言えるでしょう。

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