THEクイズ神

『THEクイズ神』について

『THEクイズ神』（ざ クイズしん）は、日本のTBS系列で放送された人気クイズ番組です。本番組は、2012年6月29日に第1回が放送され、続いて2013年1月8日に第2回が行われました。この番組の独自の特徴は、全国各地のクイズ番組で活躍したクイズ王たちが集結し、「クイズ神」と呼ばれる真のクイズ王を決定するために、さまざまなクイズ形式で競い合う点にあります。クイズ番組の垣根を越えた対決をコンセプトに、TBS、NHK、日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日の人気クイズ番組から選ばれた16名のクイズ王と、予選通過者4名を加えた総勢20名が出場しました。特に前年に行われた「頭脳の祭典!クイズ最強王者決定戦」において優勝した選手がTBS代表として出場したことが注目されました。

出演者

番組の進行を担当したのは、主宰の唐沢寿明が総合司会を務め、オードリーの若林正恭が進行役を果たしました。解答者には、各テレビ局での優勝者たちや、東日本と西日本で行われた予選の合格者が名を連ねる形となりました。問題の読み上げは、TBSのアナウンサーである堀井美香が担当し、実況は矢野武、リポーターとして青木裕子と吉田明世が登場。多様なバックグラウンドを持つ出演者たちが、番組を一層盛り上げました。

賞金システム

この番組では、出場者が1問正解するごとに1万円を積み立てるシステムが導入されていました。ただし、ステージで敗退した場合、その出場者の積み立てた賞金は優勝者に譲渡され、最終的に残った「クイズ神」が全員の賞金を獲得する仕組みです。このような競争を通じて、出場者は自己の力を最大限に発揮することが求められる展開となっています。理論的には、最高470万円の賞金が用意されており、第1回では賞金に加え、トヨタ・カローラフィールダーといった車両もご褒美として出されるなどの工夫がありました。

クイズ形式

1stステージ

最初のステージでは、筆記問題として制定された読み問題が20問出題されます。解答に特段の指定がなければ、漢字でなくても構わないため、より広い選択肢が与えられていますが、図形の問題に関しては正確細かに解答しなければなりません。このステージの上位8名が次のステージに進むことができます。競争が激しく、ボーダー付近の選手がいる場合には、即座に不正解となった選手から失格となるサドンデスが行われます。

2ndステージ

次に、準々決勝となる2ndステージでは、5問の映像問題が出題されます。1stステージの上位者がそれぞれ1対1で戦い、規定に従って進行します。

3rdステージ

決勝に向けた準決勝である3rdステージでは、複数解答を必要とする多答問題が用意され、参加者が自ら問題を選んで挑戦します。全て正解した場合にポイントが付与されたり、失敗した場合には他の参加者が答えるチャンスが与えられるシステムとなっています。

決勝ステージ

最後に、シンプルな早押し対決へと進みます。この段階では1問正解ごとに1ポイントが加算され、10ポイントに達した選手が優勝者となります。

放送と関連番組

『THEクイズ神』は、クイズ番組の中でも特に注目を浴びた企画であり、同ジャンルの他のテレビ番組、特に「頭脳の祭典!クイズ最強王者決定戦」との関連が多く語られています。クイズを通じて、視聴者に楽しさや緊張感を提供するこの番組は、多くの記憶に残る瞬間を生んできました。

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