THE LAST ROCKSTARS

THE LAST ROCKSTARSの歩み

THE LAST ROCKSTARSは、日本の音楽シーンで輝く4人のヴィジュアル系ミュージシャン—YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVI—によって結成されたユニットです。このグループの結成は、2022年11月8日にYOSHIKIがアメリカ・ロサンゼルスから帰国し、11日に行われた記者会見で正式に発表されました。

その結成の背景には、約1年前のHYDEの一言がありました。彼は、持病を抱えるYOSHIKIに「ピアノは年をとってからでもできる。ロックするならいま！一緒にやりましょう」というメッセージを送ったことが、ユニット結成の大きな推進力となったのです。このアイディア自体は、2015年から2016年頃に考えられていたようで、HYDEは当時から参加メンバーが決まっていたことを明かしています。

ユニットの初パフォーマンスは、結成からわずか1ヶ月後の2022年12月31日に行われた『第73回NHK紅白歌合戦』での特別企画にて披露されました。2023年には、東京の有明アリーナや東京ガーデンシアターでのライブを成功裏に行い、その中でオリジナル曲や、X JAPANの「BORN TO BE FREE」、L'Arc～en～Cielの「HONEY」などの名曲も含めた多彩なパフォーマンスが展開されました。

しかし、2023年11月28日と29日に予定されていたアメリカ・ロサンゼルスのYouTube Theaterでの最終公演は、「不測の事態が発生した」として2024年8月29日へ延期されました。さらに、追加の海外公演の開催も計画されていることが発表されました。同年11月の有明アリーナで行われた3DAYS公演では、PATAが特別ゲストとして登場し、X JAPANの追悼として「Rusty Nail」をトリプルギターの編成で演奏しました。

また、この公演中にYOSHIKIはゲーム「鉄拳8」とのコラボが決まったことを発表し、新曲「MASTERY」が2024年1月26日にリリースされることが決定しました。しかし、実際のゲーム内ではこの新曲も披露されず、その過程についての公式アナウンスは欠けていました。

2024年5月には、YOSHIKIが入院後の記者会見を開き、スケジュールの都合により8月29日の公演が中止されることが通知されました。加えて2025年春にはワールドツアーを計画していることが示唆され、日本やアジア、北米だけでなく中南米やヨーロッパも視野に入れていると明かしています。

2024年11月にはメンバーのMIYAVIが脱退することとなり、グループの進行状況に疑問が残される中でファンからの情報は少なくなります。HYDEからの公式なコメントも乏しく、コンサート情報も公式サイトで僅かに発表されるのみです。このような状況下でも、THE LAST ROCKSTARSは今後の新しい挑戦を模索しています。彼らの音楽とパフォーマンスがどのように進化していくのか、多くのファンが注目しています。

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