THIS IS A SONG FOR COCA-COLA

矢沢永吉の『THIS IS A SONG FOR COCA-COLA』

『THIS IS A SONG FOR COCA-COLA』は、日本のロック歌手・矢沢永吉の7枚目のシングルで、1980年3月10日にリリースされました。この楽曲は彼のワーナー・パイオニアへの移籍後、第一弾となる重要な作品です。

曲の概要

このシングルの表題曲は、文字通りコカ・コーラのCMソングとして広く使われ、多くの人々に親しまれました。サビでは、懐かしいキャッチコピー「I say come on in coke（アイ・セイ・カム・オン・イン・コーク）」が印象的に使われており、このフレーズは楽曲のシンボリックな要素となっています。

初回プレス盤のジャケットには、「THIS IS SONG FOR COCA-COLA」と表記されており、タイトルの「A」が抜けているという特徴があり、これがファンの間で話題になりました。

音楽番組での反響

このシングルのリリースに際して、TBSの音楽番組『ザ・ベストテン』では、スポンサーの関係で楽曲名が正式に紹介されないという珍しい状況が発生しました。この番組では、売上順位が発表される際に「（CMソング）」とだけ表示されるなど、様々な事情が影響を与えていました。

同年の6月2日、矢沢は日本武道館での公演の際に、この曲について「日本の放送業界から締め出し喰って、けっこう悪名高いシビレる曲」と自虐的に話し、多くの笑いを誘いました。

B面の「RUN & RUN」

シングルのB面には「RUN & RUN」という曲が収録されています。この曲は、矢沢の初のドキュメンタリー映画「RUN & RUN」のテーマソングとしても知られています。作詞は西岡恭蔵が担当し、永吉の独自のスタイルが色濃く反映されています。

収録曲

本シングルに収められた楽曲のすべての作曲は矢沢永吉自身によるもので、以下のような内容になっています：
1. THIS IS A SONG FOR COCA-COLA
- 作詞：島崎政樹
2. RUN & RUN
- 作詞：西岡恭蔵

『THIS IS A SONG FOR COCA-COLA』は、矢沢永吉の音楽キャリアにおいて記念すべき作品の一つで、その後の活動にも多大な影響を及ぼしました。この楽曲は、今でも多くのファンに愛され続けている名曲と言えるでしょう。

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