TJ・フリードル

テリー・リー・フリードル

テリー・リー・フリードル（Terry Lee Friedl）は、1995年8月14日にアメリカ・ペンシルベニア州アレゲニー郡セウィックリーで生まれたプロ野球選手です。外野手としてシンシナティ・レッズで活躍しており、左投左打の選手です。フリードルは著名なバスケットボール指導者、ジョン・カリパリを親戚に持つ家系出身です。

経歴

フリードルの野球キャリアは、2016年にネバダ大学リノ校でスタートしました。この年、彼は第40回日米大学野球選手権大会にアメリカ代表として参加し、国際舞台での経験を積みました。しかし、MLBドラフトで指名を受けられず、2016年7月にはアマチュア・フリーエージェントとしてシンシナティ・レッズと契約を結び、プロ入りを果たしました。プロデビュー戦では傘下のパイオニアリーグのルーキー級ビリングス・マスタングスで29試合に出場し、打率.347、3本塁打という好成績を収めました。

その後、2017年にはA級デイトン・ドラゴンズとA+級デイトナ・トーテュガスでプレーし、114試合に出場して打率.273、7本塁打、38打点と順調に成績を伸ばしました。翌年の2018年も引き続き好調で、A+級デイトナとAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズで計131試合に出場し、打率.284、5本塁打、51打点を記録しました。特に30盗塁という成果は、彼がスピードと機動力を兼ね備えた選手であることを示しています。

2019年にはAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーしましたが、出場試合数は65と減少し、打率.235と難しいシーズンを過ごしました。2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合自体が行われず、公式戦に出場することはありませんでした。これは選手にとって厳しい状況でしたが、フリードルはその後のシーズンに向けて心身を整えることができたはずです。

2021年にはAAA級ルイビル・バッツでプレーし、113試合で打率.264、12本塁打、36打点を記録した後、9月18日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りしました。その日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビューを果たし、メジャーリーグでも存在感を示すチャンスを手に入れました。この年のメジャーでの成績は14試合出場で打率.290、1本塁打、2打点と着実に活躍しました。

2022年は出場試合数が72試合に限られ、打率.240、8本塁打、25打点の成績となりましたが、2023年シーズンには138試合に出場し、打率.279、18本塁打、66打点と自己最高の成績を収めることができました。特に27盗塁という数値は、彼のスピードを示し、守備面や走塁でもチームに貢献していることがわかります。

フリードルの背番号は29で、今後の活躍が期待される選手です。彼の成績や成長を見守ることで、ファンはさらなる期待を寄せています。

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