TMC Graffiti

「TMC Graffiti」は、Dragon Ashが主催する伝説的な音楽イベント、Total Music Communication（TMC）から生まれた特別なシングルです。この楽曲は、TMCに参加したアーティストたちがTMC ALLSTARSという名義で集結し、制作されました。

Dragon AshのKj自身が、CDショップで楽曲を試聴し、そのCDに記載された連絡先に直接電話をかけるという熱意あふれる方法で、イベント参加メンバーを選考しました。この行動からも、Kjの音楽に対する情熱と、TMCにかける意気込みが伝わってきます。

TMCへの参加が、RIP SLYME|RIP_SLYMEのメンバーにとって大きな転機となりました。RYO-Zは「TMCが大きな転機になった」と語り、SUも「TMCが無かったら今の自分たちはいない」と述べています。この言葉からも、TMCが彼らのキャリアに与えた影響の大きさがうかがえます。

楽曲「TMC Graffiti」は、総勢12人のMCによるマイクリレーで構成されており、その長さは7分を超える大作です。参加MCは、SHUN、SHIGEO（SBK）、Kj（Dragon Ash）、MUNEMASA HAYASHI（PENPALS）、JUNN、U-RI（Missile Girl Scoot）、Q、山田マン（ラッパ我リヤ）、ILMARI、PES、RYO-Z、SU（RIP SLYME|RIP_SLYME）という豪華な面々です。それぞれの個性が光るラップが、曲全体を盛り上げています。DJ BOTS（Dragon Ash）がDJとして参加し、楽曲に更なる彩りを加えています。

CDにはC/W曲は収録されておらず、「TMC Graffiti」1曲のみが収録されています。12インチアナログ盤（規格品番：VIJL-60066）には、Instrumentalバージョンとアカペラバージョンが収録されており、楽曲の異なる側面を楽しむことができます。

収録曲

1. TMC Graffiti
作詞：TMC ALLSTARS・James Stanley Carter
作曲：BOTS・James Stanley Carter
* 編曲：BOTS

「TMC Graffiti」は、単なるイベントのテーマソングという枠を超え、参加アーティストたちの熱意と才能が結集した、日本のヒップホップシーンにおける重要な作品と言えるでしょう。TMCというイベント自体が、多くのアーティストに影響を与え、その後の音楽シーンの発展に貢献したことは間違いありません。

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