TOKYO FM 夜のワイド番組

TOKYO FM 夜のワイド番組の歴史と特徴

TOKYO FMが制作し、JFN系列全国ネットで放送される夜のワイド番組は、月曜日から金曜日の22時から23時台にかけて多彩な内容を届けるラジオプログラムです。ここでは、その歴史と特徴について詳しく見ていきます。

番組の歴史

1982年4月1日に始まった『サントリー・サウンドマーケット』がこの夜のワイド番組の起源です。当初、23時台には短い番組が連なっている編成が採用されていました。この頃は、様々な地域局とのネットワークがあり、エフエム群馬やエフエム富士などでは一部放送していなかったこともありました。

1990年、エフエム東京が「TOKYO FM」と改称したのを機に、金曜日のみの特別ゾーン編成がスタートしました。この改編によって、月曜日から木曜日と金曜日での番組構成が異なるように進化していきます。

月 - 木曜日の番組編成

1992年4月には『サウンドマーケット』と『JT Yeah! Yeah!』が統合されて新たに『EAR STATION 耳の穴』が始まり、ワイド番組としての基盤が築かれました。この構成は現在も続いており、22時台、23時台、そしてローカルセールス枠の5分間が設けられています。

その後、1993年には『赤坂泰彦のミリオンナイツ』が登場。音楽を中心にした内容から、トーク主体の深夜番組へとシフトし、特に若いリスナーに人気を集めました。1997年には新たに内藤忠と山中崇志が引き継ぎ、最新のヒット曲を多く取り入れた内容となりました。

1999年には『やまだひさしのラジアンリミテッド』が始まり、若年層に支持されるプログラムとして位置付けられました。2002年には『ラジアンリミテッド』が深夜帯へ移ることに伴い『MOTHER MUSIC - 37FM -』が誕生し、音楽中心の構成に戻ります。2005年からは『SCHOOL OF LOCK!』が放送され、トーク主体で10代をターゲットにした内容が展開されています。

金曜日の番組編成

一方、金曜日の番組は1993年に始まった『HEAVYMETAL BOMBER』から始まり、その後も様々なプログラムが誕生しました。金曜日のワイド番組化は進み、1998年に『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』が加わり、2000年まで人気を誇りました。

その後は、22時台と23時台で複数のプログラムに分けられる形式が取られ、2005年からは『SCHOOL OF LOCK! FRIDAY』が始まり、この流れは今も続いています。2018年には『コエチャン! -VOICE CHAMPION GRANDPRIX-』、2019年からは『SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITY』が登場し、さらに多様性が増しています。

2020年1月からは放送時間も拡大し、23時台には新たに『ARTIST LOCKS!』といった派生プログラムが続々と放送されています。また、2021年には『SCHOOL OF LOCK! 教育委員会』が加わり、さらに取り組みの幅が広がっています。

まとめ

このように、TOKYO FMの夜のワイド番組は、長い歴史を有し、音楽とトークの融合を通じて多くのリスナーに愛されてきました。毎晩の放送は、リスナーにとって特別なひとときであり続けているのです。

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