TOKYOナイト&デイ

「TOKYOナイト&デイ」は、1979年6月21日にキャニオン・レコード（現在のポニーキャニオン）からリリースされた、所ジョージの6枚目のシングルです。この楽曲は、所ジョージが初主演を務めた映画『下落合焼とりムービー』の主題歌として使用されました。

この曲の大きな特徴は、所ジョージ自身が作詞・作曲を手掛けていない、唯一のシングルA面曲であるという点です。作詞は宇崎竜童、作曲は千野秀一が担当しており、原曲はダウン・タウン・ブギウギ・バンドが1976年に発表したアルバム『あゝブルース Vol.1』に収録されています。

「TOKYOナイト&デイ」は、阿波踊りのリズムを取り入れた独特なアレンジが施されており、軽快な曲調の中に、当時の流行に乗りやすい東京の人々を揶揄するような、風刺の効いた歌詞が織り込まれています。都会の喧騒と、そこに生きる人々の軽薄さをコミカルに描いたこの曲は、発表当時から多くの人々に親しまれてきました。

シングルには、以下の2曲が収録されています。

1. TOKYOナイト&デイ
作詞：宇崎竜童
作曲：千野秀一
編曲：クニ河内
阿波踊りのリズムを取り入れたアレンジが特徴的で、都会の人々を風刺した歌詞が印象的な楽曲。

2. Summer Come Back To Me
作詞・作曲：所ジョージ
編曲：木森敏之
* 過ぎゆく夏を惜しむ感情をロック調で表現したナンバー。

このシングルは、1979年7月21日に発売された所ジョージのアルバム『REVENGE OF HONG KONG 〜ホング・コングの逆襲』にも収録されています。アルバムの中で、シングルとはまた違った文脈で楽しむことができます。

「TOKYOナイト&デイ」は、所ジョージの音楽キャリアの中でも特異な位置を占める楽曲であり、彼の多彩な音楽性と、時代を捉えるセンスを象徴する一曲と言えるでしょう。軽快なリズムの中に、社会への批評性を潜ませるという、所ジョージならではの音楽性が際立っています。

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