株式会社TOSEIの概要
株式
会社TOSEI(TOSEI CORPORATION)は、日本の業務用機器メーカーで、主に業務用大型クリーニング機器および真空包装機の製造・販売を行っています。
2017年までは東芝テックの完全子
会社でしたが、その後独立した
会社として現在に至っています。
事業内容
TOSEIの提供する製品には、業務用洗濯乾燥機と業務用真空包装機があります。業務用洗濯乾燥機は、特にコインランドリー店向けの機器が人気で、同社はこの分野で約40%のマーケットシェアを誇ります。さらに、クリーニング店、病院、ビジネスホテル、独身寮、温浴施設、スポーツ施設など多様な
業種向けの洗濯設備を開発、製造、販売、サービス提供しています。コインランドリーの分野では、直営店を全国展開している点も特徴的です。
また、業務用真空包装機「トスパック(TOSPACK)」も展開しており、食用および工業用の真空包装を行うための設備を提供しています。特に注目すべきは、高温真空保存機能を備えた卓上型「トスパックホットシリーズ」であり、これに関しては
特許を取得しています。
株式
会社TOSEIの歴史は
1950年に遡ります。初めは東京電気器具株式
会社の協力工場として「沢村製作所」として創業され、
1955年には「東静電気株式
会社」として正式に設立されました。
1958年からは業務用クリーニング機械の開発および製造販売をスタートし、
1985年には卓上型真空包装機の製造に乗り出しました。
2001年にはコインランドリー用の全自動乾燥洗濯機の開発を行い、社名変更やISO認証の取得を経て、
2017年には新たな事業体としてTOSEI(2代)に移行し、株式
会社TOSEI(3代)として新たなスタートを切りました。
その後、
2020年には
三菱商事系の投資ファンドが全株式を取得し、同年の6月には再度商号変更を行い、株式
会社TOSEI(3代)として事業を展開しました。最新の開発では、コインランドリー向けのガス乾燥機も登場しています。
今後の展望
TOSEIは、業務用洗濯機や真空包装機の製造において常に革新を追求しており、今後も多様なニーズに応えるための製品開発に注力します。また、全国のコインランドリー市場をはじめとする賃貸業界への展開も強化していくことで、さらなる成長を目指しています。特に
2024年には
スウェーデンのElectrolux Professional ABが全株式を取得することにより、国際的な視点を持たせたブランド展開が期待されています。
まとめ
株式
会社TOSEIは、業務用クリーニング機器と真空包装機分野での実績を持つ
企業であり、今後も多様な市場での成長が期待されます。顧客のニーズに応える高品質な製品を提供し続けることで、業界のリーダーとしての地位を確立していくでしょう。