TOSHIBA Presents オールナイトニッポンリスナーズBEST

『TOSHIBA Presents オールナイトニッポンリスナーズBEST』は、ニッポン放送で放送されていた人気深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン」の土曜日枠で、2002年10月12日から2004年3月27日まで放送された生放送番組です。パーソナリティは、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記が担当しました。

番組は、当初『@llnightnippon.com LF+R リスナーズBEST!』というタイトルで、土曜日の25:00から27:00（当時の土曜com枠）に放送を開始しました。これは、半年間放送された『藤井隆の@llnightnippon.com Saturday Countdown』の後継番組として、音楽を主軸にした番組としてスタートしました。吉田アナウンサーは、オールナイトニッポン開始当初から続く「アナウンサー担当枠」の一人であり、この番組以前にも、ニッポン放送では放送されない裏送り番組として、『吉田尚記のallnightnippon-r』を2000年10月から担当していました。その後、『吉田尚記のLF+Rプロモーターズナイト』や『LF+RフライングNIGHT!木曜・LF+R RECORDスペシャル』といった番組を経て、2002年4月からは、27:00から29:00の枠で『allnightnippon-r LF+R RECORD SPECIAL』として、ニッポン放送を含めた全国ネットで放送されるようになりました。この時、『リスナーズBEST!』と合わせて4時間通しで吉田アナウンサーが出演するスタイルとなりました。この4時間通しのスタイルは、1997年4月から1年間放送された西川貴教さんの『T.M.Revolution西川貴教のオールナイトニッポン Music Revolution』以来の試みでした。

2003年4月には、LF+Rの終了に伴い、番組タイトルを『オールナイトニッポン リスナーズBEST』に変更しました。同時に、『LF+R RECORD SPECIAL』も『オールナイトニッポンレコード』に改題されました。しかし、2004年3月をもって当番組は終了し、『オールナイトニッポンレコード』も『グローバーのオールナイトニッポンR』に変わったため、4時間通しのスタイルも終了しました。オールナイトニッポンシリーズにおいて、ミュージックソンスペシャルなどを除き、4時間通しで出演していたパーソナリティは、吉田アナウンサーが最後となりました。

番組終了後も、吉田アナウンサーは『吉田尚記のオールナイトニッポン』をはじめ、様々な形で深夜帯の番組に出演しています。スポンサーである東芝（TOSHIBA）は、『東芝今朝一番』からの異動で番組スポンサーとなりました。東芝は、その後『SHOGOのオールナイトニッポン』でもスポンサーを継続しましたが、2005年3月で終了しました。

番組には、ゴスペラーズ、川嶋あい、森山直太朗などのゲストが出演しました。

この番組は、音楽を軸に、リスナーからのリクエストに応えるスタイルで、多くのリスナーに親しまれました。吉田アナウンサーの軽快なトークと、選曲のセンスが光る番組として、オールナイトニッポンの歴史に名を刻む番組の一つです。

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