TOUR 1998-1999 DOMINO ROUND THE FINAL AT KANAGAWA-KENMIN HALL

『TOUR 1998-1999 DOMINO ROUND THE FINAL AT KANAGAWA-KENMIN HALL』

山崎まさよしにとって、初めてのライブビデオ作品としてリリースされたのが『TOUR 1998-1999 DOMINO ROUND THE FINAL AT KANAGAWA-KENMIN HALL』です。この映像作品は、1999年7月14日にVHSとして、そして2001年12月21日にはDVD化されて発売されました。発売元はポリドール（現ユニバーサルミュージック）です。

本作の核となっているのは、1998年12月18日から1999年3月12日まで、全国33会場で合計40公演が行われた一大ツアー「YAMAZAKI MASAYOSHI CONCERT TOUR 1998-1999 ドミノめぐり」の最終日、神奈川県民ホールでの公演模様です。この熱気溢れるファイナル公演を中心に、ツアー全体を多角的に捉えた映像が収められています。

単なる最終公演のライブ記録にとどまらず、本作には様々な映像が差し込まれている点が大きな特徴です。楽曲の演奏間には、ツアー中に訪れた他の会場でのMCや舞台裏の様子、そして移動中のオフショットなどが随所に挿入されており、ツアー全体の雰囲気や山崎まさよしの素顔を垣間見ることができます。さらに、オフィスオーガスタ所属の先輩である杏子や、同時期に活躍していたスガシカオといったアーティストが登場するシーンも収録されており、当時の音楽シーンにおける交流や雰囲気が伝わってきます。

発売形態としては、VHS版では、山崎まさよしを模した特製フィギュアが付属した限定盤も存在しました。また、本作は過去に何度か、期間限定での特別価格で再発売されており、その人気の高さがうかがえます。

この映像作品に収録されている楽曲は以下の通りです。ツアーで披露された当時のアレンジやパフォーマンスを楽しむことができます。

• - ドミノ
• - アレルギーの特効薬
• - ガムシャラ バタフライ
• - 長男
• - Fat Mama
• - セロリ
• - 僕はここにいる
• - 月曜日の朝
• - 心拍数
• - 水のない水槽
• - 琥珀色の向い風
• - One more time, One more chance
• - 僕と君の最小公倍数
• - 苦悩のマタニティー
• - 月明かりに照らされて
• - ソノラマ
• - ペンギン
• - パンを焼く
• - ヤサ男の夢〜昼休み
• - 中華料理
• - お家へ帰ろう
• - Me & My Mind
• - ピアノ　（演奏のみ）
• - ツバメ

これらの収録曲の多くは、アルバム『アレルギーの特効薬』、『ステレオ』、『HOME』、『ステレオ2』、『ドミノ』、そしてシングル『僕はここにいる』といった、当時の主要なオリジナル作品に収録されています。本ライブ映像を通じて、これらの楽曲がライブという場でどのように表現され、観客に届けられたのかを知ることができます。

山崎まさよしのキャリア初期における大規模ツアーの一端を捉えた本作は、当時の彼のライブパフォーマンスや、ツアーの舞台裏、そして人間的な魅力を伝える貴重な記録であり、ファンにとっては欠かせないアイテムと言えるでしょう。また、彼が所属するオフィスオーガスタという事務所のファミリー的な雰囲気も、映像の端々から感じ取れるかもしれません。

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