TS CUBIC CARD

TS CUBIC CARD（ティーエス キュービックカード）

TS CUBIC CARDは、トヨタファイナンスが発行し、様々なライフスタイルをサポートするクレジットカードです。その名称には、トータルサポート（TS：Total Support）の意味が込められています。特に、生活のドライビングやファイナンシングの面で多面的なサポートを提供します。

このカード事業は2001年7月に開始され、トヨタグループの強みを活かしながら会員情報の戦略的な活用を目指しています。カードの発行にあたっては、従来のトヨタカード（JCB、UC、MCの提携カード）からの移行が行われました。かつては「TS3」と呼ばれていた時期もあり、今でも特定のカードブランドの承諾マークでこの表現が使われています。

特徴とサービス

TS CUBIC CARDの大きな特徴は、ETCとQUICPay機能を一体化して利用できる点です。特に、カードローンの金利は業界内でも低く設定されていますが、2009年4月以降、全国展開のクレジットカード会社として初めて一律でカードローン枠を廃止しました。このため、新たに入会したユーザーは海外キャッシングサービスを利用できない制限があります。

会員数は2009年に約700万人を記録し、2010年10月のENEOSカード発行によりさらに900万人を超えました。このように、ユーザー基盤が広がる中で、TS CUBIC CARDが提供する利便性も評価されています。

種類とグレード

TS CUBIC CARDにはさまざまな種類があり、自動車関連の購買時に特典が用意されています。トヨタやダイハツ販売店でこのカードを利用すると、キャッシュバック特典が受けられるため、販売店での申込が増加しています。また、カードのグレードにはレギュラー、セレクト（海外旅行保険付き）、ゴールドがあり、国際ブランドとしてはVISA、MasterCard、JCBから選択できます。

さらに、トヨタグループに属する法人向けに発行されるコーポレートカードも存在します。これに加えて、DAIHATSUやHINOとの提携カードもあり、自社商品の提供を通じて会員の利便性向上を図っています。

QUICPayとETC

TS CUBIC CARDはQUICPay機能があるだけでなく、ETC専用カードも提供しています。QUICPayは、非接触型決済システムとして2004年から拡大しており、会員数も338万人を超えています。このように、トヨタグループは利用者の利便性を最大限に引き出すために努めており、クレジットカードだけでなく、様々な決済手段を用意しています。

会員向け情報誌

TS CUBIC CARDの会員には、情報誌「Harmony」や「moment」が提供されています。この情報誌では、最新のサービスや特典情報が掲載されており、会員へのサポートが充実しています。

まとめ

TS CUBIC CARDは、クレジットカードとしての機能を越え、トヨタのライフスタイル提案を体現した存在です。ドライビングやファイナンス面だけでなく、日常生活全般をサポートする機能が揃っており、さまざまな特典やサービスが用意されています。今後も、会員にとって利便性の高い選択肢を提供し続けることが期待されています。

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