TVhファイターズ中継

TVhファイターズ中継

『TVhファイターズ中継』は、2004年よりテレビ北海道（TVh）で放送されているプロ野球中継の番組名です。

概要

2004年に北海道日本ハムファイターズが本拠地を北海道へ移転したことを機に、道内テレビ局では日本ハム主催試合の中継が盛んになりました。TVhでは、移転前年の2003年4月8日に札幌ドームで行われたオリックス・ブルーウェーブ戦をいち早く生中継しています。

TVhでは、札幌ドームなどで開催される試合の中から、主にローカルセールス枠である火曜日・土曜日のナイター（19時・20時台）、日曜日・祝日のデーゲームを生中継しています。年間で2桁の試合が放送されることもあり、道内テレビ局の中では特に力を入れていることが伺えます。2005年から始まったセ・パ交流戦では、テレビ東京（TX）制作、テレビ北海道技術協力という形で、読売ジャイアンツ戦を含む数試合が全国ネット（BSジャパンでも同時中継）で放送されました。2006年には、パシフィック・リーグプレーオフ第2ステージ第2試合（対福岡ソフトバンクホークス戦）や日本シリーズ第4試合（対中日ドラゴンズ戦）も放送しています。

地上アナログ放送時代は、TVhの中継局が道央・道南の一部、道北の大部分、道東全域に存在しなかったため、ケーブルテレビで視聴可能な地域を除き、地上波での直接受信が困難でした。そのため、視聴できないファンからの苦情が寄せられることもありました。しかし、地上デジタル放送完全移行後の2011年には、未開局だった基幹送信所（網走送信所及び北見中継局・帯広・釧路送信所）を開局。翌年以降も未開局だった中継局の全局開局を目指し、2016年までに本別の2局を除く全局が開局しました。

日本ハム主催試合以外にも、TVQ九州放送（テレQ）制作のソフトバンク戦中継（日本ハム戦）をネット受けで放送することがあります。2011年まではTVQ九州放送が18:30開始、テレビ北海道は19:00飛び乗りで放送していました。火曜日の放送では、まれに21:00まで放送することがあり、この場合、『開運!なんでも鑑定団』は6分遅れの時差ネットとなっていました。また、2016年7月からは火曜日の放送で延長が発生した場合、20:54 - 21:54にサブチャンネルを用いて継続放送を実施していました。

土曜日のデーゲームについては、日本中央競馬会（JRA）の制作受託契約により、競馬中継（TVhサマー競馬）を担当している関係から、原則として放送していません。

放送時間

火曜日：18:25 - 20:54
土曜日：19:00 - 20:54
日曜日・祝日：まれに13:00 - 16:00にデーゲームを放送

近年の出来事

2009年：地上デジタル放送移行による経費増加に伴う制作費削減などを理由に、原則として野球中継を行わない方針となりました。テレビ東京系列での地上波中継からも原則撤退しましたが、秋になり日本ハムのクライマックスシリーズ出場が視野に入ると、9月26日にTVQ九州放送からのネット受けでソフトバンク対日本ハム戦を急遽中継。さらに、日本ハムがリーグ優勝し、クライマックスシリーズも制覇したため、日本シリーズ第7戦（札幌ドーム開催予定）の放映権を獲得しました。
2010年：土曜日に札幌ドームで開催されるナイトゲームを3試合自社制作で中継。TVQ九州放送からのソフトバンク戦1試合をネット受けしました。
2011年：5試合を中継。7月30日・31日はTVQ九州放送から対ソフトバンク戦をネット受け。
2012年：全5試合を中継。4月10日の対ソフトバンク戦はTVQ九州放送からのネット受け、7月3日の対オリックス戦はテレビ大阪の制作で中継（副音声放送も実施）。9月25日の対ロッテ戦では、副音声に葛西紀明（スキージャンプ選手）と佐野正幸（スポーツライター）を迎えました。
2013年：全7試合を中継。4月16日の対ロッテ戦副音声には野々村芳和（コンサドーレ札幌運営会社社長）が出演。4月23日にTVQ九州放送と同時ネットで対ソフトバンク戦を生中継。5月20日はテレビ東京との共同制作で対巨人戦を全国ネットで生中継。6月25日の対ソフトバンク戦（東京ドーム）はTVQ九州放送にネット送りで放送。8月6日の対西武戦はテレビ東京の制作で中継。
2014年：全7試合を中継。5月20日の対中日戦はテレビ愛知にネット送り。8月27日の対ソフトバンク戦はTVQ九州放送からのネット受けで中継（テレビ北海道から金村曉を派遣）。
2015年：全6試合を中継。うち5試合は7月下旬〜9月中旬に集中。8月4日の対ソフトバンク戦はTVQ九州放送からのネット受けで中継。
2016年：全7試合を中継。4月23日の対ソフトバンク戦はTVQ九州放送からのネット受けで中継（テレビ北海道から森本稀哲を派遣）。
2017年：全6試合を中継。4月11日の対ソフトバンク戦はBSジャパン・テレビ北海道・テレビ東京の共同制作でBSジャパンと同時放送。6月10日の対巨人戦もテレビ東京との共同制作。6月27日の対ソフトバンク戦はTVQ九州放送からのネット受けで中継。8月22日の対オリックス戦は開局以来初となる屋外球場（ほっともっとフィールド神戸）からの中継。
2018年：全6試合を中継。4月10日の対ソフトバンク戦はTVQ九州放送からのネット受けではなく、福岡ソフトバンクホークスマーケティングから映像提供を受け、テレビ北海道側で実況・解説を差し替えて放送。6月12日の対阪神戦はテレビ東京との共同制作でBSジャパンと同時放送。
2019年：全6試合を中継。7月2日の対西武戦はテレビ東京との共同制作でBSテレビ東京と同時放送。8月20日の対西武戦はテレビ東京の制作で中継。
2020年：対西武戦2試合のみ中継。10月22日の対ソフトバンク戦ホームゲームはBSテレ東で中継があったが、テレビ北海道ではネットせず。
2021年：6月22日の対オリックス戦（京セラドーム大阪）はテークワンとテレビ大阪の技術協力により中継。
2022年：3月6日のオープン戦の対巨人戦（札幌ドーム）から中継を開始。3月15日のオープン戦の対西武戦（ベルーナドーム）から自社制作を開始。4月12日の対西武戦（ベルーナドーム）はテレビ東京の制作でBSテレ東と同時放送。5月10日は対オリックス戦（札幌ドーム）を中継。
2023年：3月30日の開幕戦の対楽天戦（エスコンフィールドHOKKAIDO）をテレビ東京制作・テレビ東京系列全国ネットにて中継。4月25日は対オリックス戦（エスコンフィールドHOKKAIDO）を中継。

出演者

現在の出演者

解説者：岩村明憲、田中幸雄、鶴岡慎也
実況・リポーター：大藤晋司、小澤良太、磯田彩実、中村秋季乃、深澤朝香

過去の出演者

解説者：広瀬哲朗、西崎幸広、駒田徳広、平野謙、森本稀哲、金村曉、高田繁、稲田直人
実況・リポーター：千葉真澄

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