Tango (アプリケーション)

Tangoは、TangoME, Incによって2009年に開発された、クロスプラットフォーム対応のメッセージングアプリケーションです。主にスマートフォン向けに提供されており、無料で利用できます。3G、4G、Wi-Fiネットワークを介したビデオ通話機能が特に人気を集めています。

歴史

Tangoは、2009年にウリ・ラズとエリック・セットンによってカリフォルニア州マウンテンビューで設立されました。現在、セットンは最高技術責任者（CTO）を、ラズは最高経営責任者（CEO）を、ブライアン・ハンセンは業務担当シニアディレクターを務めています。

シリアルアントレプレナーであるラズとセットンは、スタンフォード大学で電気工学の博士号を取得しており、100万人のユーザーを想定したサービス開発を行いました。インフラコストを低く抑えながら高画質のビデオ通話を提供するために、P2P技術とビデオ圧縮技術が採用されています。

Tangoは、ドレイパー・フィッシャー・ジャーベットソンやレオナルド・ブラバトニックといった投資家からの出資を受けています。2014年3月には、阿里巴巴集団（アリババグループ）やYahoo!共同創業者のジェリー・ヤンなどから2億8000万ドルの資金調達に成功しました。

2014年3月時点で、Tangoは160人以上の従業員を抱え、本社をパロアルトに移転しました。また、中華人民共和国北京市とテキサス州オースティンにオフィスを構えています。

アプリケーションの概要

Tangoは、無料のビデオ通話機能のほか、音声通話、テキストメッセージ、写真共有、ゲーム機能も備えています。主にAndroid端末向けに開発されていますが、iOS、Windows Phone 7、パーソナルコンピュータにも対応しています。

写真編集機能に関しては、Aviaryとの提携により、ユーザーはアプリ内で高度な画像編集を行うことができます。Tangoは、2億人以上のユーザーのニーズに応えるソーシャルネットワークの基盤としての役割も担っています。

現在、Tangoはアラビア語、中国語、トルコ語を含む14の言語にローカライズされており、グローバルなユーザーベースを拡大し続けています。

脚注

Official website

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