The Beach House

『The Beach House』（ザ ビーチ ハウス）は、日本の歌手、杏里が2000年7月19日にリリースした22枚目のオリジナル・アルバムです。発売元はフォーライフ・レコード。

概要

前作『EVER BLUE』から約1年1ヶ月ぶりのオリジナル・アルバムであり、杏里がデビュー以来所属していたフォーライフ・レコードから発売された最後のオリジナル・アルバムとなりました。

本作は、吉元由美が全曲の作詞を手掛け、杏里自身が作曲（「Voice to Voice」を除く）を担当しています。編曲は小倉泰治が担当（「Chain Affection」を除く）しました。

アルバム全体を通して、夏の終わりの切なさや、過ぎ去った恋への郷愁といったテーマが表現されており、杏里の情感豊かな歌声と、洗練されたサウンドが融合した作品となっています。

収録曲

1. Surf Break Highway
2. 今日は泣くのにふさわしい日
3. 雨よりせつなく
4. Chain Affection
編曲：Jochem van der Saag
5. Touch Me in Paradise
6. たそがれ
7. Voice to Voice
作曲：小倉泰治
8. Ten Years Later～ボーイフレンド再び～
9. 愛しい
10. 千年の恋
TBS系列『ブロードキャスター』エンディングテーマ

楽曲解説

Surf Break Highway: 軽快なギターサウンドが印象的な、夏らしいアップテンポなナンバー。ドライブにぴったりの一曲です。
今日は泣くのにふさわしい日: しっとりとしたバラード。杏里の歌唱力が際立つ、聴かせるナンバーです。
雨よりせつなく: 切ないメロディーが心に染みる、ミディアムテンポのナンバー。雨の日に聴きたい一曲です。
Chain Affection: Jochem van der Saagが編曲を担当した、ダンサブルなナンバー。アルバムの中でも異彩を放っています。
Touch Me in Paradise: ラテンのリズムを取り入れた、情熱的なナンバー。大人の雰囲気が漂う一曲です。
たそがれ: 夕暮れの情景が目に浮かぶような、ノスタルジックなナンバー。杏里の優しい歌声が心に響きます。
Voice to Voice: 小倉泰治が作曲を手掛けた、温かいバラード。大切な人への想いを歌った、感動的な一曲です。
Ten Years Later～ボーイフレンド再び～: 再会をテーマにした、ドラマティックなナンバー。大人の恋を描いた歌詞に注目です。
愛しい: シンプルなメロディーが心に響く、バラードナンバー。杏里の歌声が優しく包み込みます。
* 千年の恋: TBS系列『ブロードキャスター』のエンディングテーマに起用された、壮大なバラード。杏里の代表曲の一つです。

『The Beach House』は、杏里の音楽キャリアの中でも重要な作品であり、彼女の表現力の幅広さと、音楽に対する真摯な姿勢が感じられるアルバムです。

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