The Birth

宮野真守のシングル「The Birth」

「The Birth」（ザ・バース）は、声優・歌手として活躍する宮野真守の16枚目のシングルとして、2016年10月12日にKING AMUSEMENT CREATIVEからリリースされました。この楽曲は、映画『亜人 -衝戟-』の主題歌として起用され、宮野真守にとって初のアニメーション映画とのタイアップとなりました。

制作の背景

本作は、映画『亜人』の総監督である瀬下寛之氏からの直接のオファーにより制作が決定しました。瀬下監督との話し合いの中で、映画のエンディングを飾るような楽曲ではなく、次作への期待感を高めるロックナンバーにすることが決定しました。作曲はJin Nakamura氏、作詞は宮野真守自身が担当することになりました。

Jin Nakamura氏は、「役者としても歌手としても多様な経験を積んできた宮野真守だからこそ歌いこなせる楽曲にしたい」という考えに基づき作曲を行いました。静かな前奏やラップを取り入れることで、展開が目まぐるしい組曲調の楽曲に仕上がっています。

歌詞は、『亜人』の主人公である永井圭を演じた宮野真守だからこそ表現できる言葉が意識されており、「生まれた意味を見つける」というテーマが込められています。宮野真守は、作詞にあたり、Jin Nakamura氏が考えたタイトルとデモテープから明確なビジョンが見えたと語っています。

ジャケットとミュージックビデオ

シングルのジャケットは、渦巻く感情を表現した、近代的でアートな雰囲気に仕上がっています。

「The Birth」のミュージックビデオは、「解放」をテーマに制作されました。拘束衣をイメージした衣装を使用することで、「解放への願望」や「抑圧への抵抗」が表現されています。

リリース

2016年10月12日、キングレコードより15枚目のシングル「テンペスト」と同時に発売されました。

シングルには、表題曲「The Birth」とカップリング曲「Gravity」の計2曲が収録されています。「Gravity」は、文化放送「宮野真守のRADIO SMILE」のエンディングテーマに起用されたラブソングで、海外の音楽クリエイターチームによって制作されました。内容は、先の見えない世界において愛の必要性を歌ったものです。

収録曲

1. The Birth
2. Gravity

チャート成績

2016年10月24日付けのオリコン週間ランキングでは、1.6万枚を売り上げ、週間9位にランクインしました。同時発売された「テンペスト」もTOP10入りを果たし、清木場俊介以来9年3か月ぶりとなる男性ソロアーティストによるシングル2作同時TOP10入りという記録を達成しました。

外部リンク

キングレコードによる紹介ページ

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