The Elder Scrolls: Arena

The Elder Scrolls: Arena

『The Elder Scrolls: Arena』（ジ・エルダー・スクロールズ・アリーナ）は、1994年にベセスダ・ソフトワークスによって開発・販売されたMS-DOS用のアクションRPGであり、The Elder Scrollsシリーズの記念すべき第一作目です。

プレイヤーは、無実の罪で投獄された主人公となり、偽の皇帝の正体を暴き、タムリエル帝国を救うという壮大な物語を体験します。本作の大きな特徴は、荒野、都市、ダンジョンといった多様なロケーションを含む広大なワールドマップが、手続き型生成によって自動的に生成される点です。これにより、プレイヤーは毎回異なる冒険を楽しむことができます。

プロット

物語は第三紀389年、タムリエル大陸全土を支配する帝国の皇帝、ウリエル・セプティム7世の時代に始まります。皇帝は、宮廷内で不穏な動きがあることを察知し、側近である帝国魔闘士ジャガー・サーンを呼び出します。しかし、サーンこそが裏切り者であり、皇帝は将軍タリン・ウォーハフトと共に、サーンが作り出した異次元空間に幽閉されてしまいます。

サーンは「混沌の杖」と呼ばれる強大な力を持つ杖を使って皇帝に成り代わり、国政を壟断し始めます。偶然にも、サーンの弟子の女魔術師リア・シルメンがこの陰謀を目撃し、元老院に告発しようとしますが、サーンに気づかれて殺害されてしまいます。さらに、サーンは自身の権力を確固たるものにするため、ウォーハフトの部下たちに無実の罪を着せて投獄します。その中にいた一人が、プレイヤーの分身となる主人公です。

主人公は牢獄の中で、リア・シルメンの精神体から接触を受け、陰謀の全貌を知らされます。本物の皇帝と帝国を救うためには、サーンが8つに分割してタムリエル大陸各地に隠した「混沌の杖」の破片を集めなければなりません。リアの助けを借りて脱獄を果たした主人公は、タムリエル各地を冒険し、「混沌の杖」の欠片を探索し、最終的にサーンに戦いを挑むことになります。

ゲームプレイ

ゲームは一人称視点で進行し、プレイヤーはキャラクターを作成し、スキルを成長させながら、広大なタムリエル大陸を自由に探索します。戦闘はリアルタイムで行われ、様々な武器や魔法を駆使して敵と戦います。また、クエストをクリアしたり、アイテムを収集したりすることで、キャラクターを強化することができます。

特徴

手続き型生成による広大なワールドマップ
自由度の高いキャラクターメイキングと育成
リアルタイムの戦闘システム
豊富なクエストとアイテム
壮大なストーリー

外部リンク

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