The Ultimate Fighter 17 Finale

The Ultimate Fighter 17 Finale 大会レポート

2013年4月13日、ネバダ州ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベント・センターにて、総合格闘技イベント『The Ultimate Fighter 17 Finale』が開催されました。本大会は、リアリティ番組『The Ultimate Fighter』シーズン17の最終戦として注目を集めました。

大会を彩った主な出来事

この大会の最大の注目は、何と言っても『The Ultimate Fighter 17』ミドル級トーナメント決勝戦でした。ケルヴィン・ガステラムとユライア・ホールによる接戦は、2-1の僅差でガステラムが勝利し、トーナメント優勝を掴みました。この勝利は、ガステラムのUFCキャリアにおける大きな転換点となりました。

さらに、この大会では複数の選手がUFCデビューを飾りました。元Strikeforce女子バンタム級王者ミーシャ・テイト、無敗記録を誇るキャット・ジンガーノ、そして5戦全勝のケルヴィン・ガステラム、ルーク・バーナットらが、UFCの舞台に初登場を果たしました。彼らの活躍は、今後のUFCシーンを大きく変える可能性を秘めていました。

試合結果詳細

大会は、アーリープレリム、プレリミナリーカード、そしてメインカードの3部構成で行われました。各試合において白熱した攻防が繰り広げられ、観客を魅了しました。以下に主な試合結果をまとめます。

アーリープレリム

第1試合: ダニエル・ピネダ ○ vs × ジャスティン・ローレンス (1R 1:35 キムラロック)
第2試合: マキシモ・ブランコ ○ vs × サム・シシリア (3R終了 判定3-0)
第3試合: コール・ミラー ○ vs × バート・パラゼウスキー (1R 4:23 リアネイキドチョーク)

プレリミナリーカード

第4試合: クリント・ヘスター ○ vs × ブリストル・マルンデ (3R 3:53 KO(肘打ち))
第5試合: ディラン・アンドリュース ○ vs × ジミー・クィンラン (1R 3:22 TKO(右フック→パウンド))
第6試合: ルーク・バーナット ○ vs × コリン・ハート (3R終了 判定3-0)
第7試合: ジョシュ・サマン ○ vs × ケビン・ケーシー (2R 2:17 TKO(膝蹴り))

メインカード

第8試合: ババ・マクダニエル ○ vs × ギルバート・スミス (3R 2:49 腕ひしぎ三角固め)
第9試合: トラヴィス・ブラウン ○ vs × ガブリエル・ゴンザーガ (1R 1:11 KO(肘打ち))
第10試合: キャット・ジンガーノ ○ vs × ミーシャ・テイト (3R 2:55 TKO(肘打ち)) ※ジンガーノが挑戦権獲得
第11試合: ケルヴィン・ガステラム ○ vs × ユライア・ホール (3R終了 判定2-1) ※ガステラムがトーナメント優勝
第12試合: ユライア・フェイバー ○ vs × スコット・ヨルゲンセン (4R 3:16 リアネイキドチョーク)

大会表彰

大会では、以下の賞が贈られました。各受賞者には5万ドルのボーナスが授与されました。

ファイト・オブ・ザ・ナイト: キャット・ジンガーノ vs. ミーシャ・テイト
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト: トラヴィス・ブラウン
* サブミッション・オブ・ザ・ナイト: ダニエル・ピネダ

カード変更

当初予定されていたデメトリアス・ジョンソン vs. ジョン・モラガは、ジョンソンの負傷により中止となりました。

まとめ

The Ultimate Fighter 17 Finaleは、新たなスターの誕生や、衝撃的な試合展開など、多くの見どころがあった大会となりました。この大会をきっかけに、UFCシーンは新たな時代へと突入していったと言えるでしょう。 今後のUFCの発展に大きく貢献した、記憶に残る大会でした。

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