『The World Sings KUBOTA』(ザ ワールド シングス クボタ)は、日本のR&Bシーンを牽引する
久保田利伸の2枚目のトリビュート・
アルバムとして、
2008年8月6日にMASTERSIX FOUNDATIONから発売されました。
この
アルバムは、前作から4年の歳月を経てリリースされたもので、世界各国の著名なアーティスト11組が参加し、
久保田利伸の楽曲をそれぞれの個性的なスタイルでカバーしています。単なるカバー
アルバムにとどまらず、参加アーティストたちが久保田の楽曲をリスペクトしつつも、独自の解釈とアレンジを加えることで、原曲とは異なる新たな魅力を引き出している点が特徴です。
アルバムには、以下のような楽曲が収録されています。
Missing / スティービー・B
Summer Eyes / ジョン・セカダ
Candy Rain / キャロン・ウィラー
夜に抱かれて /
ピーボ・ブライソン
雨音 / ダイアナ・キング
Cymbals /
パティ・オースティン
Messengers' Rhyme / アレステッド・ディベロップメント
Indigo Waltz / TAKE 6
Cry On Your Smile / ポーリン・ウィルソン
LA・LA・LA Love Song / ジェイド・ヴァレリー
* Be Wannabee /
スウィング・アウト・シスター
これらの楽曲は、各アーティストの代表曲と並び、彼らの音楽的な多様性と才能を改めて認識させてくれると同時に、
久保田利伸の楽曲の普遍性と魅力を世界に広める役割を果たしています。
例えば、スティービー・Bによる「Missing」のカバーは、原曲の持つ切ないメロディーを尊重しつつ、彼の甘く切ない歌声で新たな情感を加えています。また、ジョン・セカダによる「Summer Eyes」は、原曲の持つ爽やかさをさらに強調し、夏の日の恋を彷彿とさせるようなアレンジが施されています。さらに、
ピーボ・ブライソンによる「夜に抱かれて」は、彼のソウルフルな歌声と卓越した歌唱力によって、原曲とは異なる、よりアダルトでロマンチックな雰囲気を醸し出しています。
この
アルバムは、
久保田利伸のファンだけでなく、参加アーティストのファンにとっても、新たな発見と感動をもたらす作品と言えるでしょう。
久保田利伸の楽曲が、国境やジャンルを超えて、世界中の人々に愛されていることを証明する、貴重なトリビュート・
アルバムです。