The silhouette

「The silhouette」：柴咲コウの20周年イヤーを彩る、洗練されたジャズテイストのシングル

2018年、芸能活動20周年を迎えた柴咲コウ。1年間、毎月リリースを続けるという意欲的なプロジェクトを展開していましたが、その集大成として発表されたのが、MuseK名義での楽曲「silence」と、この「The silhouette」です。

2019年3月8日、両楽曲のタイアップ情報とミニアルバムへの収録が発表され、その後の3月27日には、Les Trois Gracesレーベルより「The silhouette」が配信限定でリリースされました。

軽快な三拍子が特徴的な日本語詞の楽曲ですが、iTunes StoreではJ-POPではなくジャズというジャンルに分類されている点が興味深いところです。曲名にある「The」の後の「silhouette」の「s」が小文字であるという点も、独特のこだわりを感じさせます。

柴咲コウ本人は公式サイトで、「三拍子の優美なメロディは、サウンドプロデューサー野崎良太氏（Jazztronik）ならではのスタイリッシュな仕上がりとなっています。切ない歌詞の世界観に、軽やかな旋律と柴咲コウの美しいボーカルが折り重なった春らしいサウンドが魅力です」とコメント。

サウンドプロデューサーを務めた野崎良太氏（Jazztronik）は自身のTwitterで、「いわゆる普通の３拍子Swing Jazzにはしたくなく試行錯誤した結果SwingとFunkが混ざった個人的にとても気に入るビートを作ることが出来てかなり良い感じに仕上がりました！」と制作過程について語っており、楽曲への強い自信とこだわりが伺えます。

作詞は柴咲コウ自身が行い、作曲・編曲は野崎良太氏が担当。ロート製薬の「肌ラボ 白潤プレミアムシリーズ」のCMソングとして起用され、多くのリスナーの耳に届きました。

そして、この「The silhouette」は、2019年5月1日に発売されたミニアルバム『Blessing』にも収録されています。『Blessing』は、コンサートツアー『EARTH THE KO』会場と柴咲コウ公式サイトのみでの限定発売という、ファンにとって特別な一枚となりました。

「The silhouette」は、柴咲コウの音楽活動における重要な作品の一つと言えるでしょう。20周年イヤーの締めくくりとして、そして新たなスタートを切るための力強い一曲として、多くのファンに支持され、記憶に残る楽曲となりました。軽快なリズムと切ない歌詞、そして柴咲コウの美しい歌声は、リスナーに春の訪れを感じさせ、心に残る余韻を残します。

この楽曲が持つ独特のジャズテイストと、柴咲コウの表現力、そして野崎良太氏の卓越したサウンドプロデュースが三位一体となって生まれた「The silhouette」は、柴咲コウの音楽キャリアにおいて、重要なマイルストーンと言えるでしょう。今後の活動にも期待が高まります。

もう一度検索