柴咲コウ

柴咲コウについて

柴咲コウ（しばさき コウ）は、日本の女優、歌手、実業家であり、Les Trois Graces（レトロワグラース）のCEOを務めています。
彼女は1981年8月5日に東京都豊島区で生まれ、芸能界に足を踏み入れたのは14歳の時でありました。友人と訪れた池袋のサンシャインシティでスターダストプロモーションにスカウトされたことがきっかけでしたが、当初は高校受験を控えていたため、しばらくは芸能活動を始めませんでした。高校に進学後、父親の許可を得て芸能活動を開始し、16歳からその道を歩み始めました。彼女の芸名は、漫画家かわかみじゅんこから名付けられたもので、「柴崎紅」というキャラクターに由来します。

女優としての活動

柴咲コウは1998年にデビューし、その後映画『バトル・ロワイアル』や『GO』などで注目を集めました。特に『GO』での演技は業界内外から高く評価され、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など複数の賞を受賞する結果となりました。これを機に彼女は女優としての地位を確立しました。代表作には『黄泉がえり』や『世界の中心で、愛をさけぶ』、『メゾン・ド・ヒミコ』などがあり、テレビドラマでも『GOOD LUCK!!』や『ガリレオ』といったヒット作に出演し、多くの視聴者に愛されています。

音楽活動

また、柴咲は音楽活動にも力を入れており、2002年にはシングル「Trust my feelings」でデビューを果たしました。2003年には映画『黄泉がえり』の主題歌「月のしずく」が大ヒットし、その名は広まりました。ほとんどの楽曲では彼女自身が作詞を担当し、特にドラマ『白夜行』の主題歌「影」は高い評価を得ています。彼女の音楽スタイルは様々で、2008年にリリースしたベストアルバムはオリコン初登場1位を記録するなど、大きな成功を収めています。さらに、彼女は英語歌手としてMuseK（ミュゼック）名義でも活動を行っており、海外に向けた音楽活動も行っています。

実業家としての活動

2016年には自らの管理プロダクションであるレトロワグラースを設立し、CEOに就任しました。この会社ではエンタメ・コマース事業を展開しており、ファッションブランド「MES VACANCES」を立ち上げるなど、幅広いビジネスにも関わっています。彼女はエコやサステイナブルなライフスタイルにも熱心で、2020年には環境特別広報大使に任命されたこともあります。

プライベート

私生活では、一人っ子として育った柴咲コウは、若い頃から保母や花屋を夢見ていたそうです。また、料理が得意で、御節料理を自分で作ることもあるという。しかし、19歳の時に乳がんで母親を亡くした経験が背景にあり、彼女のビジネス理念にも影響を与えているといわれています。さらに、彼女は猫を飼っており、ペットへの愛情も深いです。その一方で、プライベートでは人見知りな性格で、共演者との打ち解けに時間がかかることもあるようです。

柴咲コウは、その多才さと努力によって、多くの人々に影響を与える存在となっています。彼女の成長や新たな挑戦は、今後も多くのファンに期待されることでしょう。

もう一度検索