Thermo plastic

アルバム『thermo plastic』について

『thermo plastic』は、日本の歌手hitomiが1999年に発表した4枚目のオリジナルアルバムです。リリース日は10月13日で、音楽レーベルはavex traxに属しています。このアルバムは、hitomiが小室ファミリーから独立した後の最初の作品であり、新たな音楽の方向性を探る重要な一歩となりました。

アルバムの背景

前作から約2年の歳月を経て制作された『thermo plastic』は、ポップ・ロックの要素を中心に構成されています。アルバムには、渡辺善太郎や長尾大といった新しいクリエイターが参加し、多様な音楽スタイルを取り入れた楽曲が楽しめます。これにより、従来のイメージを一新し、hitomi自身の成長を示す作品となっています。

特徴と仕様

特に初回限定盤には、ボーナストラックとして「君のとなり」のアコースティックバージョンが収録されています。このバージョンは、繊細で感情豊かなアレンジが施されており、hitomiの歌声を際立たせる仕上がりとなっています。また、初回盤には透明ブルーのCDトレイやピクチャーレーベルが採用されており、視覚的にも楽しめる工夫がされています。規格番号はAVCD-11743Aです。

収録曲とその魅力

アルバムには、以下の楽曲が収録されています。すべての楽曲がhitomi自身による作詞で、彼女の感性が色濃く反映されています。

1. L'utero (2:12) - 作曲・編曲：渡辺善太郎。短いながらも印象的なオープナー。
2. Gamble (4:47) - 作曲：長尾大。緊張感のあるビートが特徴的。
3. 君のとなり (4:07) - ヒットシングルの一つで、深い感情を歌ったバラード。
4. Bird (3:53) - 爽やかなメロディが印象的な楽曲。
5. WISH (4:42) - 長尾大が手がけた心温まる歌。
6. 甘い涙 (4:54) - 二人の作詞家によるコラボレーション。
7. re-make (4:21) - 元々の音楽スタイルを復活させた作品。
8. MADE TO BE IN LOVE (4:54) - ラブソングの要素が強い曲。
9. a little (I need everything) (5:21) - 多様なアレンジが施された楽曲。
10. there is... (4:47) - シングルカットされ、人気を博した曲。
11. UNDER THE SUN (5:04) - カシオ計算機のCMソングとしても知られています。
12. 体温 (4:47) - 切実な思いが込められた楽曲。
13. 君のとなり (Bonus Track) (3:47) - 初回限定盤のみに収録されたアコースティックバージョン。後にベストアルバムにも再収録されました。

最後に

『thermo plastic』は、hitomiの音楽キャリアにおける重要な作品であり、彼女の成長を感じられるアルバムです。ポップ・ロックを基盤にした多彩な楽曲が収録されており、聴く人々に新しい発見をもたらしてくれます。彼女の魅力が詰まったこのアルバムをぜひ一度聴いてみてください。

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