To Be Continued

To Be Continued：90年代を彩った音楽ユニットの復活と進化

To Be Continued（トゥ・ビー・コンティニュード）は、1990年代に活躍し、2021年に再始動を果たした日本の音楽ユニットです。個性豊かな3人のメンバー、ボーカルの岡田浩暉、ギターとキーボードを担当するリーダーの後藤友輔、そしてキーボード、作曲、編曲を手掛ける佐藤鷹によって構成されています。

メンバーそれぞれの経歴と才能

ボーカルの岡田浩暉は、音楽活動と並行して俳優としても成功を収めているマルチな才能の持ち主。その魅力的な歌声は、To Be Continuedの楽曲に独特の深みと情感を与えています。

リーダーの後藤友輔は、ギターとキーボード演奏に加え、作詞作曲も担当。現在はアバロンミュージックスクール及びアバロン声優スクールの代表も務め、音楽教育にも貢献しています。さらに、別の音楽ユニットHer knuckleでも活動するなど、精力的な活動を展開しています。

佐藤鷹は、元コスミック・インベンションのメンバーであり、映画『口裂け女2』の音楽を担当した経験を持つ実力派ミュージシャン。シンガーソングライターのルルティアの音楽プロデューサーとしても活躍しています。2021年のTo Be Continued再結成には参加しませんでしたが、彼の才能がバンドの音楽性において重要な役割を担っていたことは間違いありません。

90年代の活躍と活動休止

To Be Continuedは、1991年9月1日にSony Recordsからシングル「君がいたから」でデビュー。その後、毎年アルバムを発表するなど、精力的に音楽活動を展開しました。

1994年初冬には、岡田浩暉が主要キャストとして出演したドラマ『もしも願いが叶うなら』（TBS）の挿入歌「君だけを見ていた」が大ヒット。50万枚を超えるセールスを記録し、彼らの名を全国に知らしめました。

テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』には1991年から5年間で17回出演、1994年には年末のスペシャル番組『ミュージックステーションスーパーライブ』にも出演するなど、90年代の音楽シーンを代表するアーティストとして活躍しました。

しかし、1998年に東芝EMIに移籍した後、2000年に無期限の活動休止を発表。メンバーはそれぞれの道を歩むことになります。岡田浩暉は俳優業を続けながら毎年クリスマスライブを開催し、後藤友輔は音楽スクールの代表として、佐藤鷹は音楽プロデューサーとして活躍しました。2011年には、クリスマスライブに後藤友輔が参加するなど、メンバー間の繋がりは活動を休止した後も続いていました。

18年ぶりの復活と新たな展開

2018年7月14日放送の『音楽の日』（TBS）で、18年ぶりに「君だけを見ていた」を地上波で生放送。この出演を機に、再結成への期待が高まりました。

そして2019年、岡田浩暉のソロシングルリリース時にTo Be Continuedの復活を含めた活動を構想していることが発表され、ファンの期待はさらに膨らみました。

2021年、結成30周年を機にTo Be Continuedは完全復活。2月に配信シングル、秋には約22年ぶりとなるアルバム『Paradise in Life』をリリース。さらに、ビルボードライブ東京と大阪でコンサートを開催し、多くのファンを熱狂させました。

復活後リリースされた「手紙」は、1999年に脚本家の北川悦吏子に作詞を依頼したものの、活動休止によりお蔵入りとなっていた楽曲を、再結成を機に改めてレコーディングしたものです。この楽曲からも、To Be Continuedの復活が、単なる再結成ではなく、新たな出発であることが感じられます。

To Be Continuedの未来

90年代の輝かしい実績と、2021年の見事な復活劇。To Be Continuedは、音楽シーンに大きな足跡を残し、これからも活動を続けることでしょう。彼らの音楽は、時代を超えて人々の心を捉え続ける、そんな魅力に満ち溢れています。今後の活動にも期待が高まります。

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