Togetter

Togetter（トゥギャッター）とは

Togetter（トゥギャッター）は、Twitterのツイートを集めて公開できるウェブサービスです。このサービスは吉田俊明によって開発され、彼が代表を務めるトゥギャッター株式会社（Togetter Inc.）によって運営されています。ユーザーは、Twitterに投稿されたツイートを自由に並べ替えたり、必要な部分だけを選んで公開したりすることができます。

サービスの特徴

Togetterの主な特徴は、ユーザーがTwitter上のつぶやきを一つのページにまとめ、その内容を整理することができる点です。これにより、特定のテーマやイベントに関する情報を効率的に集約することが可能になります。他のユーザーのツイートを引用する場合も、Twitter社からの利用許諾を得ているため、合法的にまとめることができます。ただし、ツイートに関する著作権はそれを投稿した本人に帰属しており、まとめた内容の著作権は異なる視点から成り立つことがあります。このため、ユーザーはまとめの作成や編集にあたって注意が求められます。

また、Twitterに投稿された内容を引用するためには、ツイート主の同意がないと問題になる場合がありますが、Togetterの運営はTwitter社の規約に基づいて運営されているため法律的にはクリアです。

使い方

具体的な利用方法としては、ユーザーが自分の投稿や他の人のツイートから興味深い内容を選び、まとめることが一般的です。たとえば、イベントの実況報告や、特定の論争に関する各人の立場を明確に示すために、多様なツイートを一つにまとめることが可能です。ユーザーは色やフォントなども自由にカスタマイズできるため、見た目にもこだわることができます。

歴史

Togetterは2009年9月に公開されました。その後、2010年3月には、ソフトバンクのイベントで孫正義がこのサービスを用いてプレゼンテーションを行うなど、広く知られるようになりました。また、同年6月にはトゥギャッター株式会社が設立され、サービスの運営体制が整いました。2012年には、ユーザーを表彰するイベントも開催され、利用の幅が広がりました。

姉妹サービス

Togetterの姉妹サービスとして、よりシンプルにツイートをまとめられる「min.t」や、ツイートを取得・保存する「Twilog」があります。min.tは公開範囲を設定でき、友人とだけシェアできるまとめを作成することに特化しています。一方、Twilogは特定のプロセスを経てトゥギャッターに買収され、機能の統合が進められています。

終了したサービス

過去には「Chirpstory」や「トゥギャッチ」といったサービスも存在しました。Chirpstoryは海外向けのコンテンツを作成できるサービスで、海外ニュースサイト風の機能が特徴でしたが、2020年にサービスが終了しました。また、トゥギャッチはTwitterの話題をまとめるメディアとして運営されていましたが、2022年に更新が止まり、現在はTogetter内のコンテンツとして展開されています。

まとめ

Togetterは、その使いやすさと豊富な機能により、多くのユーザーに支持されているTwitterまとめサービスです。今後もTwitterとの連携を強化しながら、様々な更新や新機能が期待されます。

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