Trinity (工藤静香のアルバム)

工藤静香の7枚目のスタジオ・アルバム『Trinity』（トリニティ）は、1992年3月18日にポニーキャニオンから発売されました。アルバムタイトルである「Trinity」は、英語で「三人組」や「三位一体」といった意味を持ちます。

アルバムには、シングルとしてリリースされた「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」が収録されています。また、香港盤では、1曲目に広東語による工藤静香の挨拶が特別に収録されているのが特徴です。

収録曲の中でも「霧の彼方へ」は、工藤静香自身が選曲した2枚組のベストアルバム『She Best of Best』（1996年12月16日発売）にも収録されており、彼女自身がインタビューでシングルとしてリリースしたかったと語るほど思い入れのある楽曲です。同様に、「黄昏が夜になる」も上記のベストアルバムに収録されています。工藤静香はアルバム発売時のインタビューで、「黄昏が夜になる」について、「発売から時間が経ったある日、有線放送で偶然耳にして、改めて楽曲の良さに気づいた」とコメントしています。この曲は、2007年の夏に東京と大阪で開催されたソロデビュー20周年記念コンサート「Shizuka Kudo 20th Anniversary the Best」でも披露され、ファンを魅了しました。

また、「捨てられた猫じゃないから」は、8分近い大作であり、エンディングが非常に長い構成となっています。この楽曲は、工藤静香の表現力の豊かさと、アルバム全体の多様性を示す一曲と言えるでしょう。

『Trinity』は、工藤静香の音楽性の幅広さと深さを感じさせる作品であり、彼女のキャリアの中でも重要な位置を占めるアルバムです。ぜひ一度、聴いてみてください。

収録曲

1. 眠らない街に
2. さよならloneliness
3. あなたしかいないでしょ
4. まだ僕は…
5. 僕達は眠らない
6. 黄昏が夜になる
7. Eternal River
8. 霧の彼方へ
9. 慟哭
10.めちゃくちゃに泣いてしまいたい
11. 捨てられた猫じゃないから

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