Try your emotion

w-inds.の4thシングル「try your emotion」：新たなステージへの第一歩

2002年2月20日、w-inds.はFLIGHT MASTERより4枚目のマキシシングル「try your emotion」をリリースしました。このシングルは、グループの音楽性とパフォーマンスに大きな変化をもたらした重要な作品と言えるでしょう。

まず、注目すべき点は、ボーカルパフォーマンスにおける変更です。それまでのスタイルから一変、メンバーの涼平さんと龍一さんも慶太さんと同様に同じボーカルマイクを使用するようになりました。これにより、3人の一体感がより強調され、パフォーマンスに新たな魅力が加わったと言えるでしょう。

そして、今作のミュージックビデオは、w-inds.にとって初の演技に挑戦した作品として知られています。 映像制作には、当時SEPに所属していた宮坂まゆみさんが初めて携わりました。 彼らの新たな一面を垣間見ることができる、記念碑的な作品となっています。

リリースを記念して、2月10日にはSHIBUYA-AXで、抽選で選ばれた1700人を招待した発売イベントが開催されました。 ファンとの交流を深める貴重な機会となったことでしょう。

さらに、「try your emotion」は、NTV系ソルトレーク冬季五輪のイメージソングとして起用されました。 冬季五輪という大舞台を彩った楽曲として、w-inds.の知名度を全国的に高めることに大きく貢献しました。「スポーツうるぐす」「SPORTS MAX」でもテーマソングとして使用され、メディア露出も増加しました。

シングルには、表題曲「try your emotion」に加え、「Graduation」や、MoFO★NARUSEによるRemixバージョン、インストゥルメンタルバージョンが収録されています。全曲の作詞・作曲・編曲は葉山拓亮氏が担当し、Remix版の編曲はMoFO★NARUSE氏が手がけています。

初回特典として、w-inds.オリジナルブックマーカーが全6種類封入されました。ノーマルタイプ3種類に加え、ラメ加工されたレアタイプ3種類が存在し、その出現確率は1/100と非常に低くなっていました。前作までは、初回特典の種類を選択することができましたが、「try your emotion」からランダム封入へと変更されたことも話題を呼びました。

プロモーション活動として、様々な音楽番組に出演しています。2月13日には『パパパパパフィー』、2月22日には『FUN』、そして3月25日には『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』に出演し、楽曲を披露しました。

「try your emotion」は、ボーカルスタイルの変化、初の演技挑戦、そして冬季五輪イメージソングへの起用など、w-inds.にとって多くの「初めて」が詰まった、記念すべきシングルとなりました。この作品は、彼らの成長と進化を象徴し、新たなステージへの第一歩を踏み出したことを示す、重要な作品と言えるでしょう。

もう一度検索