Two友

ゆずグレン『two友』：奇跡のコラボレーション

2009年5月13日、音楽シーンに衝撃を与えたシングル『two友』が、ゆずとキマグレンによる異色のコラボユニット「ゆずグレン」からリリースされました。この楽曲は、CDのみの通常盤と、CDとDVDがセットになった初回盤の2形態で発売され、初回盤には通常盤とは異なるジャケット写真と、ミュージックビデオ、メイキング映像が収録されるなど、ファンにとって魅力的な内容となっています。

『two友』は、映画『鈍獣』の主題歌にも起用され、発売から間もなく、テレビ朝日の人気音楽番組『ミュージックステーション』やNHK総合の『MUSIC JAPAN』に出演し、楽曲を披露。多くの人々の目に触れる機会を得ました。この楽曲は、ゆずとキマグレンそれぞれの持ち味を活かしつつ、両者の個性が融合した、唯一無二のサウンドに仕上がっています。

この奇跡のコラボレーションの始まりは、2008年の夏にさかのぼります。ゆずの北川悠仁さんが、キマグレンのライブイベントに訪れた際、偶然にもキマグレンのメンバーと出会ったことがきっかけでした。出身地が同じ神奈川県（ゆずは横浜市、キマグレンは逗子市）という共通点から意気投合し、今回の楽曲制作、そしてユニット結成へと繋がりました。ちなみに、京急電鉄の羽田空港駅開業10周年記念企画「京急駅メロディ」では、上大岡駅にゆずの「夏色」、新逗子駅にキマグレンの「LIFE」が採用されており、両者ともに神奈川県にゆかりのあるアーティストであることがわかります。

『two友』は、ゆずとキマグレンのメンバー全員が参加した、まさに「ゆずグレン」の総力を結集した作品です。ゆずの北川悠仁さんと岩沢厚治さんが担当したヴォーカルとアコースティックギターに加え、キマグレンのKUREIさんとISEKIさんのヴォーカルとアコースティックギターが楽曲に深みと奥行きを与えています。さらに、弦一徹ストリングスによるストリングスのアレンジが、楽曲全体を美しく彩っています。作曲・作詞はゆずグレンのメンバー全員が共同で行い、編曲はGIRA MUNDOが担当。通常盤には、Floor on the IntelligenceによるRemixバージョンも収録されています。

「two友」は、単なるコラボレーションを超えた、ゆずとキマグレンの強い絆と、音楽への情熱が凝縮された、まさに奇跡の作品と言えるでしょう。CD、DVD共に高いクオリティを誇る『two友』は、音楽ファンにとって必聴、必見のアイテムです。ゆずとキマグレンのファンはもちろんのこと、まだ彼らの音楽に触れたことのない方にも、ぜひ一度聴いていただきたい、そんな魅力に溢れたシングルです。 キマグレンにとって『天国の郵便ポスト』以来約2か月半ぶり、ゆずにとっては1ヶ月ぶり（擬似的に2か月連続）のリリースという点も、このシングルの稀有性を際立たせています。また、ゆずがコラボレーションユニットに参加したシングルとしては、『ミュージック』（Golden Circle参加）以来1年10ヶ月ぶりとなる、貴重な作品でもあります。

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