UFC 202

UFC 202: Diaz vs. McGregor 2 大会詳報

2016年8月20日、ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナを舞台に、世界的な総合格闘技団体UFCによる大型イベント、UFC 202が開催されました。この大会の最大の注目は、なんといっても前年に繰り広げられた激闘の再戦、コナー・マクレガーとネイト・ディアスのウェルター級マッチでした。両者の因縁の対決は、再び世界中の格闘技ファンを熱狂の渦に巻き込みました。

大会を彩った様々な試合

メインイベント以外にも、多くの注目カードが組まれていました。UFCデビュー戦を迎えたマイク・ペリー選手は、その高い実力を見せつけました。また、今大会では、マーヴィン・ヴェットーリ選手、コルビー・コヴィントン選手、ロレンズ・ラーキン選手など、後にUFCを代表するファイターとなる選手たちの活躍も目立ちました。女子選手では、コートニー・ケイシー選手、ラケル・ペニントン選手らの試合も会場を盛り上げました。日本人選手の水垣偉弥選手も出場し、世界の強豪と対戦しました。

さらに、今大会はリングサイドの観客席でもちょっとした騒動が起きました。人気ラッパーのカニエ・ウェスト氏の席に、ボクシング界のレジェンドであるマイク・タイソン氏が勝手に座ってしまったのです。この珍事に対し、カニエ・ウェスト氏はタイソン氏に席を譲ってもらうよう依頼する、というハプニングがありました。

試合結果の詳細

以下、各試合の結果を詳細に記します。表記は、勝者 vs. 敗者 の順です。

アーリープレリム

第1試合：マーヴィン・ヴェットーリ vs. アウベルト・ウダ (1R 4:30 ギロチンチョーク)
第2試合：コルビー・コヴィントン vs. マックス・グリフィン (3R 2:18 TKO（パウンド）)
第3試合：ロレンズ・ラーキン vs. ニール・マグニー (1R 4:08 TKO（肘打ち連打）)

プレリミナリーカード

第4試合：コートニー・ケイシー vs. ランダ・マルコス (1R 4:34 腕ひしぎ十字固め)
第5試合：アルテム・ロボフ vs. クリス・アビラ (3R終了 判定3-0)
第6試合：ラケル・ペニントン vs. エリザベス・フィリップス (3R終了 判定3-0)
第7試合：コーディ・ガーブラント vs. 水垣偉弥 (1R 0:48 TKO（右フック→パウンド）)

メインカード

第8試合：ティム・ミーンズ vs. サバウ・ホマシ (2R 2:56 TKO（スタンドパンチ連打）)
第9試合：マイク・ペリー vs. イム・ヒョンギュ (1R 3:38 TKO（左フック→パウンド）)
第10試合：ドナルド・セラーニ vs. リック・ストーリー (2R 2:02 TKO（膝蹴り→パウンド）)
第11試合：アンソニー・ジョンソン vs. グローバー・テイシェイラ (1R 0:13 KO（右アッパー）)
第12試合：コナー・マクレガー vs. ネイト・ディアス (5R終了 判定2-0)

大会表彰とカード変更

今大会では、以下の選手が表彰されました。

ファイト・オブ・ザ・ナイト：コナー・マクレガー vs. ネイト・ディアス
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト：アンソニー・ジョンソン、ドナルド・セラーニ

各受賞者には5万ドルのボーナスが贈られました。

また、負傷などによるカード変更も発生しています。詳細は、大会公式発表をご確認ください。

まとめ

UFC 202は、メインイベントだけでなく、数々の白熱した試合と、会場を盛り上げるハプニングによって、記憶に残る大会となりました。この大会は、UFCの歴史の中でも重要な位置を占めるイベントと言えるでしょう。 今後のUFCの発展にも大きく貢献した大会であったと言えるでしょう。

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