UFC 22

UFC 22: There Can Be Only One Champion - 大会詳細

1999年9月24日、アメリカ合衆国ルイジアナ州レイクチャールズのレイクチャールズ市民センターにて開催されたUFC 22は、総合格闘技ファンにとって記憶に残る大会となりました。大会のテーマである『There Can Be Only One Champion』（ただひとりの王者のみが許される）が示す通り、特にメインイベントは、当時UFC世界ミドル級（後にライトヘビー級に改称）の王者であったフランク・シャムロックと、挑戦者ティト・オーティズの激突という、まさに頂上決戦でした。

メインイベント：王座防衛と王者の決断

メインイベントでは、絶対王者として君臨していたフランク・シャムロックが、強豪ティト・オーティズに挑戦者の猛攻を退け、4度目の王座防衛に成功しました。4R、4分42秒、グラウンドパンチによるギブアップ勝利という結果でした。しかし、この勝利の後、シャムロックは衝撃的な決断を下します。突如としてUFCからの引退と王座返上を表明したのです。この発表は、会場に詰めかけた観客、そして世界中の格闘技ファンに大きな衝撃を与えました。シャムロックのUFCにおける伝説的なキャリアの幕切れは、多くのファンにとって忘れられない出来事となりました。

新星たちの登場

UFC 22では、後のUFCを代表するスター選手となるマット・ヒューズとジェンス・パルヴァーが、この大会でUFCデビューを果たしました。ヒューズはヴァレリ・イグナトフと対戦し、判定勝ちでUFCでの成功への第一歩を踏み出しました。一方、パルヴァーはアルフィ・アルカレズと対戦し、判定1-0でドローという結果に終わりましたが、その実力を見せつけ、将来への大きな期待を持たせる試合となりました。彼らの活躍は、この大会をさらに記憶に残るものにしました。

その他の注目試合

メインイベント以外にも、多くの注目に値する試合が行われました。チャック・リデルはポール・ジョーンズを1R、3分53秒にレフェリーストップ（カット）でTKO勝利。ブラッド・コーラーはスティーブ・ジャドソンをわずか30秒でKO勝利を収めるなど、激しい攻防が繰り広げられました。また、ジェレミー・ホーンは腕ひしぎ十字固めでジェイソン・ゴドシーに勝利、その他の試合も接戦が続き、観客を熱狂の渦に巻き込みました。

大会結果詳細

以下に、UFC 22の全試合結果を詳細に示します。

第1試合： ジェンス・パルヴァー vs. アルフィ・アルカレズ (判定1-0 ドロー)
第2試合： ジョン・ルイス vs. ローウェル・アンダーソン (3R 0:13 TKO)
第3試合： マット・ヒューズ vs. ヴァレリ・イグナトフ (判定3-0)
第4試合： チャック・リデル vs. ポール・ジョーンズ (1R 3:53 TKO)
第5試合： ブラッド・コーラー vs. スティーブ・ジャドソン (1R 0:30 KO)
第6試合： ジェレミー・ホーン vs. ジェイソン・ゴドシー (1R 2:08 腕ひしぎ十字固め)
第7試合： ティム・レイシック vs. ロン・ウォーターマン (判定0-0 ドロー)
第8試合： フランク・シャムロック vs. ティト・オーティズ (4R 4:42 ギブアップ)

UFC 22は、シャムロックの引退という衝撃的な出来事、新星たちの登場、そして激しい試合の数々によって、UFCの歴史に刻まれた重要な大会となりました。様々な情報源から得られる試合結果や詳細な記録から、この大会の盛り上がりを改めて感じることができます。

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