UFC 65

UFC 65: Bad Intentions 大会詳細

2006年11月18日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメントのアルコ・アリーナにて開催されたUFC 65は、2つの世界タイトルマッチを含む、記憶に残る大会となりました。

メインイベント：ダブルタイトルマッチ

この大会の最大の注目は、2つの世界タイトルマッチが組まれた点です。

まず、ヘビー級タイトルマッチでは、王者ティム・シルビアが、当時16連勝中のCWFCヘビー級王者ジェフ・モンソンに挑戦を受けました。激しい打ち合いを制したシルビアは、判定勝ちで2度目の王座防衛に成功しました。モンソンの強靭な打撃とグラウンド技術に対し、シルビアは冷静な試合運びで対抗し、ポイントを確実に重ねて勝利を収めました。

もう一つのタイトルマッチは、ウェルター級王座を賭けたマット・ヒューズとジョルジュ・サンピエールの再戦でした。UFC 50でヒューズに敗れたサンピエールは、リベンジに燃えていました。試合はサンピエールの戦略勝ちとなりました。的確な左ハイキックでヒューズをダウンさせ、パウンドで追撃し、TKO勝利。サンピエールは念願の世界王座を獲得しました。

日本の注目選手：三島☆ド根性ノ助

UFC初参戦となった日本のDEEPライト級王者、三島☆ド根性ノ助選手は、ジョー・スティーブンソン選手と対戦しました。残念ながら、フロントチョークで一本負けを喫しましたが、世界のトップレベルの選手と戦った経験は、今後のキャリアに大きく活かされることでしょう。

その他の注目試合

その他の試合も、多くの観客を熱狂の渦に巻き込みました。ジェームス・アーヴィン対ヘクター・ラミレス戦は、激しい打撃戦が展開され、「ファイト・オブ・ザ・ナイト」を受賞しました。また、ジョルジュ・サンピエールのノックアウト勝利は「ノックアウト・オブ・ザ・ナイト」に輝き、ジョー・スティーブンソンのサブミッション勝利は「サブミッション・オブ・ザ・ナイト」として表彰されました。

試合結果詳細

以下に、UFC 65の全試合結果を詳細に示します。

プレリミナリィカード

第1試合（ヘビー級）：ジェイク・オブライエン ○ vs. × ジョシュ・スコックマン (判定3-0)
第2試合（ライトヘビー級）：ジェームス・アーヴィン ○ vs. × ヘクター・ラミレス (2R 2:36 TKO)
第3試合（ヘビー級）：アントニー・ハードンク ○ vs. × シャーマン・ペンダーガースト (1R 3:15 KO)
第4試合（ウェルター級）：ニック・ディアス ○ vs. × グレイゾン・チバウ (2R 2:27 TKO)

メインカード

第5試合（ライト級）：ジョー・スティーブンソン ○ vs. × 三島☆ド根性ノ助 (1R 2:07 フロントチョーク)
第6試合（ヘビー級）：ブランドン・ヴェラ ○ vs. × フランク・ミア (1R 1:09 TKO)
第7試合（ライトヘビー級）：ドリュー・マクフェドリーズ ○ vs. × アレッシオ・サカラ (1R 4:07 TKO)
第8試合（UFC世界ヘビー級タイトルマッチ）：ティム・シルビア ○ vs. × ジェフ・モンソン (判定3-0)
第9試合（UFC世界ウェルター級タイトルマッチ）：ジョルジュ・サンピエール ○ vs. × マット・ヒューズ (2R 1:25 TKO)

各賞

ファイト・オブ・ザ・ナイト：ジェームス・アーヴィン vs. ヘクター・ラミレス
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト：ジョルジュ・サンピエール
サブミッション・オブ・ザ・ナイト：ジョー・スティーブンソン

UFC 65は、タイトルマッチの激闘、日本の選手の挑戦、そして数々の見応えのある試合が展開された、記憶に残る大会となりました。

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