UFC Fight Night: Lauzon vs. Stephens

UFC Fight Night 17: ローゾン対スティーブンス 大会詳報

2009年2月7日、フロリダ州タンパのUSFサン・ドームにて開催されたUFC Fight Night 17は、当初、メインイベントにジョー・ローゾン対エルメス・フランカ戦が予定されていましたが、フランカ選手の欠場により、ジェレミー・スティーブンス選手に変更となり、大会名も変更されました。

この大会は、複数の注目カードと、UFCデビュー選手、そしてルール変更によって大きな話題を呼びました。

メインイベント：ローゾンの勝利

変更のあったメインイベントでは、ジョー・ローゾン選手がジェレミー・スティーブンス選手を相手に、見事な腕ひしぎ十字固めで勝利を収めました。この勝利により、ローゾン選手のUFC戦績は5勝1敗となりました。その卓越したテクニックと試合運びは、観客を魅了し、大会を盛り上げました。

ライト級マッチの活躍

ライト級では、ジョシュ・ニアー、グレイゾン・チバウ、マット・ヴィーチの3選手が勝利を掴みました。特にキャリア10戦全勝のマット・ヴィーチ選手のUFCデビュー戦は、大きな注目を集めました。彼のパフォーマンスは、今後の活躍を期待させるものでした。

その他の注目カード

セミファイナルのヘビー級マッチでは、ケイン・ヴェラスケス選手が勝利し、UFC3連勝を達成しました。彼の圧倒的な強さは、観客に強烈な印象を与えました。また、アンソニー・ジョンソン選手も勝利を収め、大会を盛り上げました。

UFCデビュー選手

この大会では、キャリア10戦全勝のマット・ヴィーチ選手、6戦全勝のCFFCミドル級王者ニック・カトーネ選手、5戦全勝のジェイク・ロショルト選手など、複数の選手がUFCデビューを果たしました。彼らの今後の活躍に期待が高まります。

出場者変更

いくつかの試合では、出場者変更がありました。負傷などにより、アミール・サダロー選手に代わってデレク・ダウニー選手、ジョージ・ソテロポロス選手に代わってマット・ヴィーチ選手、アレッシオ・サカラ選手に代わってダン・ミラー選手が出場しました。

セコンドに関するルール変更

前回のUFC 94大会でのトラブルを受け、セコンドによるワセリンの使用が禁止されるというルール変更がありました。この変更は、試合のフェアプレーを確保するための重要な措置でした。

試合結果詳細

以下に、各試合の結果を詳細に記します。

プレリミナリィカード

第1試合：マット・リドル ○ vs. スティーブ・ブルーノ × (判定3-0)
第2試合：ニック・カトーネ ○ vs. デレク・ダウニー × (2R 1:15 V1アームロック)
第3試合：グレイゾン・チバウ ○ vs. リッチ・クレメンティ × (1R 4:35 ギロチンチョーク)
第4試合：マット・ヴィーチ ○ vs. マット・グライス × (2R 4:34 TKO)
第5試合：ダン・ミラー ○ vs. ジェイク・ロショルト × (1R 1:03 ギロチンチョーク)
第6試合：カート・ペレグリーノ ○ vs. ロバート・エマーソン × (2R 3:14 チョークスリーパー)

メインカード

第7試合：アンソニー・ジョンソン ○ vs. ルイージ・フィオラヴァンティ × (2R 4:39 TKO)
第8試合：ジョシュ・ニアー ○ vs. マック・ダンジグ × (2R 3:36 三角絞め)
第9試合：ケイン・ヴェラスケス ○ vs. デニス・ストイニッチ × (2R 2:34 TKO)
第10試合：ジョー・ローゾン ○ vs. ジェレミー・スティーブンス × (2R 4:42 腕ひしぎ十字固め)

各賞

ファイト・オブ・ザ・ナイト：ジョシュ・ニアー vs. マック・ダンジグ
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト：ケイン・ヴェラスケス
* サブミッション・オブ・ザ・ナイト：ジョー・ローゾン

受賞選手には、それぞれ30,000ドルのボーナスが授与されました。

まとめ

UFC Fight Night 17は、メインイベントの変更や複数のUFCデビュー選手、そしてセコンドルール変更など、多くの話題を提供した大会となりました。各選手の熱戦と、今後のUFCシーンを占う上で重要な大会であったと言えるでしょう。

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