UFC Fight Night: Rockhold vs. Philippou

UFC Fight Night 35: Rockhold vs. Philippou 大会詳報

2014年1月15日、アメリカ合衆国ジョージア州ダルースのジ・アリーナ・アット・グウィンネットセンターにて、UFC Fight Night 35（別名UFC Fight Night: Rockhold vs. Philippou）が開催されました。この大会は、ルーク・ロックホールドとコスタ・フィリッポウによるミドル級マッチをメインイベントに据え、多くの注目を集めました。

大会を彩ったデビューと接戦

本大会では、PXCフライ級王者でキャリア6戦全勝のルイス・スモルカと、同じく6戦全勝のベネイル・ダリウシュがUFCデビューを果たしました。彼らのUFC初陣は、今後の活躍を期待させる内容となりました。

ミドル級メインイベント以外にも、各階級で白熱した試合が繰り広げられました。判定までもつれる接戦や、一瞬の隙を突いたノックアウト劇など、観客を魅了する数々のファイトが展開されました。

惜しまれつつも中止となった試合

残念ながら、負傷や不祥事を理由にいくつかの試合がカードから変更または中止となりました。具体的には、ジェイソン・ハイ選手の対戦相手がチャーリー・ブレネマン選手に変更、チアゴ・シウバ選手とオヴィンス・サンプルー選手の試合はシウバ選手の不祥事により中止、ジェイソン・ハイ選手とアドラン・アマゴフ選手の試合はアマゴフ選手の負傷により中止となりました。これらの変更は、大会全体の構成に影響を与えたと言えるでしょう。

試合結果詳細

以下、各試合の結果を詳細にまとめます。表記は「勝者 vs. 敗者」とし、勝敗判定とラウンド、時間、方法を記載します。

アーリープレリム

第1試合（ライト級）：○ ベネイル・ダリウシュ vs. × チャーリー・ブレネマン (1R 1:45 リアネイキドチョーク)
第2試合（ライト級）：○ ヴィンス・ピチェル vs. × ギャレット・ワイトリー (3R終了 判定3-0)

プレリミナリーカード

第3試合（フライ級）：○ ルイス・スモルカ vs. × アルプトキン・オズキリッチ (3R終了 判定3-0)
第4試合（ミドル級）：○ トレバー・スミス vs. × ブライアン・ヒューストン (3R終了 判定2-1)
第5試合（ライト級）：○ エリアス・シルヴェリオ vs. × アイザック・ヴァリーフラッグ (3R終了 判定3-0)
第6試合（ライト級）：○ ラムジー・ニジェム vs. × ジャスティン・エドワーズ (3R終了 判定3-0)

メインカード

第7試合（フェザー級）：○ コール・ミラー vs. × サム・シシリア (2R 1:54 リアネイキドチョーク)
第8試合（フライ級）：○ ジョン・モラガ vs. × ダスティン・オーティス (3R終了 判定2-1)
第9試合（ミドル級）：○ ヨエル・ロメロ vs. × デレク・ブランソン (3R 3:23 TKO)
第10試合（バンタム級）：○ TJ・ディラショー vs. × マイク・イーストン (3R終了 判定3-0)
第11試合（ミドル級）：○ ブラッド・タヴァレス vs. × ロレンツ・ラーキン (3R終了 判定3-0)
第12試合（ミドル級）：○ ルーク・ロックホールド vs. × コスタ・フィリッポウ (1R 2:31 KO)

大会表彰

ファイト・オブ・ザ・ナイト：ヨエル・ロメロ vs. デレク・ブランソン
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト：ルーク・ロックホールド
* サブミッション・オブ・ザ・ナイト：コール・ミラー

受賞選手にはそれぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。

まとめ

UFC Fight Night 35は、新たな才能の台頭と、ベテラン選手の活躍、そして予想外の展開が織りなす、記憶に残る大会となりました。多くの試合が観客を興奮の渦に巻き込み、UFCの熱気を改めて感じさせるイベントとなりました。今後のUFCの発展にも繋がる、重要な大会であったと言えるでしょう。

もう一度検索