UFC on ABC 1: ホロウェイ vs. ケイター 大会レポート
2021年
1月16日、
アラブ首長国連邦アブダビのファイトアイランド、エティハド・アリーナにて、UFC on ABC 1が開催されました。この大会はUFCがABC(アメリカ放送協会)と組んで初めて放送された大会であり、メインイベントにはフェザー級で
マックス・ホロウェイとカルヴィン・ケイターという人気選手同士の対戦が組まれました。
コロナ禍における開催
この大会は、
2020年3月7日の
UFC 248以来、約10ヶ月ぶりに観客を入れて開催された大会でした。しかし、新型コロナウイルス感染症対策として、入場制限や厳格な感染対策が実施されました。観客は48時間以内のPCR検査の陰性証明書を提示し、体温チェックを受けなければ入場できませんでした。証明書を提示できない場合や、発熱している場合は入場を拒否され、チケットの返金はありませんでした。会場内ではマスクの着用が義務付けられ、社会的距離の確保、
非接触型決済も徹底されました。さらに、チケットは事前に電子チケットとしてダウンロードしておく必要があり、バッグやベビーカーの持ち込みも禁止されていました。
試合結果
大会では、フェザー級、女子バンタム級、ウェルター級、ヘビー級など、複数の階級で白熱した試合が繰り広げられました。以下に主な試合結果をまとめます。
プレリミナリーカード
第1試合:フェザー級 ○ オースティン・リンゴ vs. × ジェイコブ・キルバーン (判定3-0)
第2試合:女子バンタム級 ○ ヴァネッサ・メロ vs. × サラ・モラス (判定3-0)
第3試合:ウェルター級 ○ ラマザン・エミーフ vs. × ダビッド・ザワダ (判定2-1)
第4試合:ヘビー級 ○ カルロス・フェリペ vs. × ジャスティン・タファ (判定2-1)
第5試合:女子バンタム級 ○ ジョセリン・エドワーズ vs. × ウー・ヤナン (判定3-0)
メインカード
第6試合:ミドル級 ○ プナヘレ・ソリアーノ vs. × ドゥスコ・トドロビッチ (1R 4:48 TKO)
第7試合:ミドル級 ○ アレッシオ・ディ・キリコ vs. ×
ホアキン・バックリー (1R 2:12 KO)
第8試合:ウェルター級 ○
リー・ジンリャン vs. × サンチアゴ・ポンジニッビオ (1R 4:25 KO)
第9試合:ウェルター級 ○
カーロス・コンディット vs. × マット・ブラウン (判定3-0)
第10試合:フェザー級 ○
マックス・ホロウェイ vs. × カルヴィン・ケイター (判定3-0)
各賞
ファイト・オブ・ザ・ナイト:
マックス・ホロウェイ vs. カルヴィン・ケイター
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:
リー・ジンリャン、アレッシオ・ディ・キリコ
受賞選手にはそれぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。
カード変更
選手の負傷などにより、当初予定されていたカードに変更があった可能性があります。詳細は公式発表をご確認ください。
まとめ
UFC on ABC 1は、コロナ禍という困難な状況下においても、厳格な感染対策を講じることで、観客を入れて開催された歴史的な大会となりました。メインイベントのホロウェイ対ケイター戦を始め、多くの選手が素晴らしい試合を披露し、観客を魅了しました。この大会は、UFCの新たな試みとして、大きな成功を収めたと言えるでしょう。今後、UFCがどのような大会を開催していくのか、注目が集まります。