カーロス・コンディット

カーロス・コンディット（Carlos Condit）

カーロス・コンディットは、1984年4月26日にアメリカのニューメキシコ州アルバカーキで生まれた男性総合格闘家です。彼はジャクソンズMMAに所属し、元UFC世界ウェルター級暫定王者及び元WEC世界ウェルター級王者として名を馳せています。

幼少期から格闘技へ

コンディットは厳格な家庭に育ちました。彼の父親は、民主党の大統領候補であるビル・リチャードソンの首席補佐官を務めたこともあります。9歳のとき、レスリングを始め、15歳以降はグレッグ・ジャクソンの指導の下で本格的に格闘技のトレーニングを行いました。

総合格闘技デビューと初期のキャリア

2002年9月6日、コンディットはリアネイキドチョークで一本勝ちし、プロとしてのキャリアをスタートしました。2003年にはシュートボクシングの試合でKO負けを喫しましたが、その後も多くの試合を経験し成長を続けます。特に、2007年3月24日のWEC世界ウェルター級王座決定戦でジョン・アレッシオに勝利し、初めての王座を手にしました。

WEC時代

2008年8月3日には、WEC 35で三浦広光に勝利し、王座防衛を果たしました。2009年にはWECウェルター級のUFCへの移管に伴い、UFCに転籍します。

UFCでの活躍

初参戦となったUFC Fight Nightではマルティン・カンプマンに敗北したものの、その後すぐにジェイク・エレンバーガーに勝利を収めます。2010年には、ローリー・マクドナルド戦で逆転TKO勝ちを収め、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。同年、ダン・ハーディー戦でKO勝ちを収めた際にノックアウト・オブ・ザ・ナイトも獲得しました。

2012年2月にはニック・ディアスとの暫定王座決定戦で勝利し、王座を手に入れるも、同年11月に正規王者ジョルジュ・サンピエールに敗れ、王座統一には失敗します。

複雑なキャリアと引退

その後、コンディットは連敗を喫する苦しい時期もありましたが、2020年には勝利を収め、2021年には総合格闘技からの引退を発表。彼のキャリアは多くの名勝負と共にあり、結果としてファイト・オブ・ザ・ナイトを5回獲得するなど、数々の栄光に彩られています。

プライベートと人物

コンディットは2010年に結婚し、同年に男児を授かりました。また、地元アルバカーキに「ハンドレッド・ハンズ・クラフト・コーヒー」というカフェもオープンさせ、格闘家としてのキャリアを超えて地域貢献にも取り組んでいます。彼の戦績と活躍から、総合格闘技界において確固たる地位を築いています。

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