UFC on Fuel TV 7

UFC on Fuel TV 7: バラオン vs. マクドナルド 大会詳報

2013年2月16日、イングランド・ロンドンにあるウェンブリー・アリーナを舞台に、UFC on Fuel TV 7: Barao vs. McDonaldが開催されました。この大会は、ヘナン・バラオンとマイケル・マクドナルドによるUFC世界バンタム級暫定タイトルマッチが最大の注目を集めました。しかし、この大会はメインイベントだけでなく、数々の激しい試合、そして予想外の展開でファンを魅了しました。

大会を彩ったカード変更

大会直前には、負傷などによるいくつかのカード変更がありました。当初予定されていた対戦カードから変更された主な試合は以下の通りです。

ジャスティン・エドワーズ → ジョルジ・サンティアゴ (ウェルター級)
デニス・シヴァー → ダスティン・ポイエー (フェザー級)

これらの変更は、大会全体の展開に影響を与えた可能性もありますが、出場したファイターたちは、変更を乗り越え、記憶に残る試合を展開しました。

熱戦が繰り広げられた全試合結果

大会は、プレリミナリーカードとメインカードの2部構成で実施されました。プレリミナリーカードでは、フィル・ハリス、ヴァウアン・リー、トム・ワトソン、アンディ・オーグル、ダニー・カスティーリョ、レニー・フォートが勝利を収めました。特にトム・ワトソンの試合は、2ラウンドでTKO勝ちという圧倒的な勝利を収め、観客を興奮させました。

メインカードでは、予想外の展開が待ち受けていました。マット・リドルはチェ・ミルズを判定で下したものの、後に薬物検査で失格となり、ノーコンテストとなりました。また、ジェームス・テフナ、グンナー・ネルソン、ジミ・マヌワ、カブ・スワンソンが勝利し、観客を沸かせました。

そして、いよいよメインイベント。ヘナン・バラオンとマイケル・マクドナルドのUFC世界バンタム級暫定タイトルマッチです。この試合は、4ラウンド3分57秒、バラオンが肩固めでマクドナルドから一本勝ちを収め、暫定王座を獲得しました。バラオンの卓越した技術と戦術が光った、見事な勝利でした。

各ラウンドの結果詳細

第1試合 (フライ級): フィル・ハリス ○ vs. ユリシーズ・ゴメス × (判定3-0)
第2試合 (バンタム級): ヴァウアン・リー ○ vs. 手塚基伸 × (判定3-0)
第3試合 (ミドル級): トム・ワトソン ○ vs. スタニスラブ・ネドコフ × (2R 4:42 TKO)
第4試合 (フェザー級): アンディ・オーグル ○ vs. ジョシュ・グリスピ × (判定3-0)
第5試合 (ライト級): ダニー・カスティーリョ ○ vs. ポール・サス × (判定3-0)
第6試合 (ライト級): レニー・フォート ○ vs. テリー・エティム × (判定3-0)
第7試合 (ウェルター級): マット・リドル ○ vs. チェ・ミルズ × (判定2-1) ※ノーコンテスト
第8試合 (ライトヘビー級): ジェームス・テフナ ○ vs. ライアン・ジモー × (判定3-0)
第9試合 (ウェルター級): グンナー・ネルソン ○ vs. ジョルジ・サンティアゴ × (判定3-0)
第10試合 (ライトヘビー級): ジミ・マヌワ ○ vs. シリル・ディアバテ × (1R TKO)
第11試合 (フェザー級): カブ・スワンソン ○ vs. ダスティン・ポイエー × (判定3-0)
第12試合 (バンタム級暫定タイトルマッチ): ヘナン・バラオン ○ vs. マイケル・マクドナルド × (4R 3:57 肩固め)

大会表彰

この大会では、以下の選手が各賞を受賞し、5万ドルのボーナスを獲得しました。

ファイト・オブ・ザ・ナイト: トム・ワトソン vs. スタニスラブ・ネドコフ
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト: トム・ワトソン
* サブミッション・オブ・ザ・ナイト: ヘナン・バラオン

UFC on Fuel TV 7は、タイトルマッチだけでなく、多くの記憶に残る試合が展開された大会となりました。各選手の熱い戦いは、多くのファンの心に深く刻まれたことでしょう。

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