UNDER NIGHT IN-BIRTH

UNDER NIGHT IN-BIRTH

『UNDER NIGHT IN-BIRTH』（アンダーナイト インヴァース、略称：UNI）は、2012年にセガが発表したアーケードゲームで、エコールソフトウェアとフランスパンの共同開発による完全オリジナルの2D対戦型格闘ゲームです。グラフィックスは手書きの高精細ドット絵を採用し、720pのHD画質で展開されます。

ゲームの概要

このゲームは、ライトノベル的なファンタジーの世界観を基にしており、『MELTY BLOOD』シリーズの要素を引き継ぎつつ、独自のシステムを盛り込んでいます。特筆すべきは、ジャンプにリスクを盛り込むことで、地上戦と空中戦のバランスを取っています。また、リーチの長い攻撃キャラクターが多く、強力なガードを行う「シールド」などを用いた高度な攻防戦が魅力です。

ランネットP-ras MULTIに対応しているため、戦績の保存はもちろん、専用の携帯サイト「インヴァースフロント」にてデータを閲覧でき、アイコンや名刺のカスタマイズも可能です。2013年にはバージョンアップ版『UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late』がリリースされ、初代版の配信は終了しました。その後もPS3アウトとアーケード版は数多くのアップデートが行われ、新たなプレイ体験を提供し続けています。

最新作は『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』で、2024年1月の発売が予定されています。これには、新キャラクターの追加やUIの刷新などが含まれています。

物語の背景

物語は21世紀の近未来、科学の進歩によって多くの謎が解明され、同時に「虚無」という存在が蔓延する世界で始まります。「虚無」に呑まれた者は、魂を奪われるか「虚ろの夜」に彷徨う運命を辿るとされていました。生き残る者は「偽誕者」へと変わり、彼らは「顕現」という超常現象を操ることができるようになります。

青年ハイドは、「虚無」の噂を笑い飛ばしていたが、ある夜、自身もその影に飲みこまれ、謎の少女リンネに救出されます。リンネは「夜刀」という古の組織に属する姫であり、彼女はハイドを士として導いていきます。この物語には、ハイドの知られざる運命や、リンネと他の偽誕者との関係が絡み合い、それぞれの思惑が複雑に交錯します。

ゲームシステム

『UNDER NIGHT IN-BIRTH』のシステムは、新しい攻撃スタイルと戦略的要素を持ち合わせています。決定的な特徴として、プレイヤーは多様なコンボを駆使し、相手の行動を読み合いながら戦います。さらに、様々なテクニックや必殺技の発動方法があり、プレイヤーの技術レベルが勝利に大きく影響します。また、GRDシステムによって戦闘中の優位性がリアルタイムで変動し、状況に応じた戦略が求められます。

キャラクターたち

ゲームには多くのキャラクターが登場し、それぞれに独自の背景が与えられています。ハイド、リンネ、ワレンシュタイン、カーマイン、オリエなど、個性的なキャラクターたちが魅惑的なストーリーを描きます。プレイヤーは特定のキャラクターの物語を追いながら、他のキャラクターとの関係性にも注目することで、ゲームへの没入感が高まります。

今後の展望

シリーズは、今後も新たなキャラクターやストーリー展開を伴いながら進化し続けるでしょう。特に近年では、家庭用版のリリースや、追加キャラクターの登場が目立ち、ファン層が拡大しています。本作は、格闘ゲームの新たなスタンダードとして位置付けられ、プレイヤーに常に新しい体験を提供しているのです。

まとめ

『UNDER NIGHT IN-BIRTH』は、その緻密なゲームシステムと独特な世界観で、多くのファンに支持されている魅力的な格闘ゲームです。これからの展開にも大いに期待が寄せられています。

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