UNIVERSITY STREET

UNIVERSAL STREETについて

『UNIVERSITY STREET』（ユニヴァーシティ・ストリート）は、日本のシンガーソングライター竹内まりやのセカンドオリジナルアルバムです。1979年5月21日にRCA（現在のソニー・ミュージックレーベルズ）からリリースされ、当時は多くのファンに支持され、累計販売枚数は20万枚を超えました。このアルバムは、竹内の音楽キャリアにおいて重要な位置を占めており、彼女の作詞・作曲の才能が光る作品となっています。

アルバムの収録曲

オリジナルのアナログ盤には、合計で多様なジャンルの楽曲が収められており、特に6曲目以降がB面に位置しています。この構成により、アルバム全体の流れや変化に富んだ音楽性が表現されており、聴く者を飽きさせない工夫がなされています。竹内まりやの独特な歌声とメロディラインは、リスナーに深い印象を与えました。

クリエイティブチーム

このアルバムは、数名の優れたプロデューサーやエンジニアによって制作されました。プロデューサーには牧村憲一と宮田滋樹が名を連ね、レコーディングエンジニアには桝本和幸、内沼英治、スピーディー吉田が起用されました。また、リミックスエンジニアには桝本和幸が参加しました。マスタリングには野見山静夫が関わり、全体の音質向上に貢献しました。アートディレクションは小川実が担当し、スタイリストは中村理加子、写真は鹿野明が手がけています。

40周年記念リマスター盤

このアルバムの40周年を記念して、2018年12月26日にリリースされたリマスター盤があります。アリオラ・ジャパンからの発売で、規格品番はBVCL 941です。このリマスター盤では、オリジナル盤に収録されているすべての楽曲にリマスタリングが施され、音質が向上させられています。さらに、1981年に行われた東京・中野サンプラザホールと厚生年金ホールでのライブ音源3曲と、セカンドシングル『ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜』のオリジナルシングルバージョンがボーナストラックとして収められています。

ブックレットには、前作『BEGINNING』40周年記念リマスター盤に引き続き能地祐子によるライナーノーツが収録されており、アルバムにまつわるさまざまなエピソードや制作背景を知ることができます。ボーナストラックのミックスエンジニアには中村達也（PLANET KINGDOM）、マスタリングエンジニアには菊池功（Warner Music Mastering）が関わり、こちらもまた高いクオリティが維持されています。

まとめ

『UNIVERSITY STREET』は、竹内まりやの音楽的成長を示す重要なアルバムであり、その収録曲や制作に関わったスタッフ陣のこだわりが詰まった一枚と言えるでしょう。近年出された40周年記念リマスター盤により、より多くの人々がこの名盤を再発見することが期待されます。音楽の力を再確認させてくれる作品となっています。

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