Vの嵐

Vの嵐

『Vの嵐』は、1999年にフジテレビ系列で放送された連続ドラマ。同年に開催された世界バレーボール大会のイメージキャラクターを務めた、人気アイドルグループ嵐のメンバーが主演を務めたことで話題となりました。

概要

このドラマは、男子バレーボール部が存在しないバレーボール強豪校を舞台に、5人の男子高校生たちが織りなす青春ストーリーです。バレーボールを通して友情や恋、挫折や成長を描き、多くの視聴者の共感を呼びました。

あらすじ

転校生の二宮和也は、バレーボール部キャプテンの相葉美和に一目惚れ。バレーボール部に入部しようとするも、聖華学院には男子バレーボール部がなく、男子部員の松本潤と大野智は女子部のマネージャーでした。美和との勝負に敗れた二宮と、体育の単位が足りない櫻井翔も女子部のマネージャーになります。

櫻井はすぐに部活へ来なくなりますが、美和と親しげな櫻井に対して、二宮は嫉妬心を抱き衝突。一方、女子部の練習に参加するようになった二宮・松本・大野は、美和の兄である相葉雅紀から指導を受けることになります。実は櫻井は中学時代、名の知れたバレーボール選手で、相葉雅紀や美和とはチームメイトでした。しかし、試合中に相葉雅紀が怪我をして選手生命を絶たれてしまい、責任を感じた櫻井はバレーボールから遠ざかっていたのです。相葉雅紀は、そんな櫻井を再びバレーボールの世界へ引き戻したいと考えていました。

4人の熱意に心を打たれた櫻井はバレーボール部へ復帰。二宮・櫻井・松本・大野の結束が強まるにつれ、相葉雅紀はバレーボール部コーチの藤本豊に男子部創設を打診します。藤本が出した条件は、女子部との試合に勝つことでした。試合に向けて練習に励む5人でしたが、松本は父親から部活動を反対され、連れ戻されてしまいます。実家が病院である松本は医大への進学を望まれており、バレーボールの才能がないことも心配されていたのです。

松本不在のまま迎えた試合当日。強豪の女子部を相手に第1セットを落としますが、二宮を中心とした奇策で流れに乗った二宮・櫻井・大野。そしてベンチから見守る相葉雅紀。勝敗をかけた最終セット、エースの櫻井が二宮と接触し負傷するアクシデントが発生しますが、そこに松本が駆けつけます。一進一退の攻防の末、男子部は1点差で敗れますが、5人は全力を出し切りました。そして藤本も男子部創設を認めるのでした。

登場人物

二宮和也
演 - 二宮和也（嵐）
北海道からの転校生。お調子者で熱くなりやすい性格。
櫻井翔
演 - 櫻井翔（嵐）
知的でクールな性格。中学時代は有名なバレーボール選手だった。
相葉雅紀
演 - 相葉雅紀（嵐）
美和の兄。普段は温厚だが、バレーボールのこととなると熱くなる。
松本潤
演 - 松本潤（嵐）
女子バレーボール部のマネージャー。実家は病院。
大野智
演 - 大野智（嵐）
女子バレーボール部のマネージャー。早稲田大学への推薦入学を狙っている。
藤本豊
演 - 阿部寛
聖華学院高校の体育教師で、バレーボール部コーチ。
田端卓
演 - 高杉亘
コンビニエンスストア店長。元バンドマン。
相葉美和
演 - 北川弘美
女子バレーボール部キャプテンで、相葉雅紀の妹。
松本昌三
演 - 下塚誠
松本総合病院の院長で、松本潤の父。
橘由美子
演 - 野島千佳
聖華学院高校の養護教諭。

主題歌

「A・RA・SHI」嵐

挿入歌

「明日に向かって」嵐（最終話のみ）

その他

ドラマ内では、バレーボールの歴史や名選手のエピソードなどが紹介される場面もありました。

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