V801SA

V801SA（ブイ はちまるいち エスエー）は、三洋電機によって開発され、ボーダフォン日本法人（現在のソフトバンクモバイル）から発売された携帯電話端末です。この端末は、W-CDMA通信方式を用いたVodafone Global Standard（現在の3G）サービスに対応していました。2003年12月1日に発売が開始されましたが、2008年1月以降はソフトバンクモバイルのネットワークでは利用できなくなっています。

特徴

V801SAは、当時のボーダフォンの携帯電話としては珍しいストレート型（スライド式）のデザインを採用しており、同じく当時としては珍しいテレビ電話機能を搭載していました。しかしながら、メインカメラの画素数は31万画素と、カメラ機能は現代のスマートフォンと比較するとロースペックでした。一方で、高品質のスピーカーと音声処理機能が搭載されており、通話機能は優れていました。

ただし、当時の欧米基準に合わせたためか、待ち受け時間が短く、端末自体も大型でした。また、メールが大量に溜まると突然整理が始まり、半日近く操作不能になるなどの問題も抱えており、これらの点が「迷機能」として話題になりました。

この端末は、開発がかなり前から行われており、開発当初はそのデザイン性やスペックから高い注目を集めていました。しかし、VGS（Vodafone Global Standard）の立ち上げの遅延や開発の遅れが重なり、発売は大幅に遅れました。そのため、市場での注目度は当初の期待ほどには高まりませんでした。

関連項目

ソフトバンクモバイルの端末一覧
V401SA
GSM Rentafone（当機が貸出機種として利用されていた）

外部リンク

ケータイ新製品SHOW CASE ボーダフォン V801SA

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