VJA

VJA（ビザ・ジャパン・アソシエーション）について

VJAは、日本国内でVisaカードの発行を行う企業連合であり、三井住友カードを含む61の銀行・金融機関が加盟しています。1980年に設立されたVJAは、Visaカードの発行および管理を目的としており、日本国内でのVisaカードの普及に大きく貢献してきました。2006年からは現在の名称に改称され、VJAは「Founding Visa Member」として認識されていますが、近年はMastercardの業務も行うなど、サービスの幅を広げています。

VJAの概要

VJAは、1980年に住友クレジットサービス（現在の三井住友カード）が最初の国内外共通のVisaカードを発行したことからスタートしました。当初はVisaカードの発行会社を統括するビザ・ジャパン株式会社が設立され、1983年にVISAジャパン協会として改組されました。 その後、2006年に「ビザ・ジャパン・アソシエーション」に改名され、より多様なサービスへと成長しています。

VJAの構成

VJAはVJA本体とVJA株式会社の二つの組織に分かれています。2020年には旧VJA株式会社を吸収合併し、オムニカード株式会社から名称変更を行い、様々なカード発行業務を統括しています。 これにより、VJAグループの発行するVisaカードおよびMastercardカードの台紙はすべてVJA株式会社名義で送付されます。

VJAグループの規模

2021年3月末時点で、VJAグループの会員数は約4591万人に達し、日本の主要なクレジットカードグループの一つとなっています。この会員数は、JCBグループに次ぐ規模であり、多くのユーザーに支持されています。

VJAグループのサービス

VJAグループでは、共通して提供されるサービスと、加盟各社が独自に展開するサービスがあります。具体的なサービス内容は次の通りです。
1. VJデスク：国内外の旅行情報やクレジットカード情報を日本語で提供するサービスで、旅行者をサポートします。
2. VJトラベルデスク：旅行予約や手配を行うためのサービスで、料金が最大8%引かれる特典があります。
3. VJロードサービス：自動車トラブル時に利用可能なサービスで、年会費は825円ですが、一部のカード会員は無料で利用できます。
4. Vpass：インターネットを通じて支払金額や方法の変更を行えるサービスで、スマートフォンアプリと連動しています。
5. ポイントUPモールやココイコ!：オンラインショッピングや店舗での購入時にポイントが増加するサービスを提供しており、会員の獲得したポイントを最大限に活用できるようになっています。

ギフトカードと情報誌

VJAグループでは、VJAギフトカードやトラベルギフトカードを発行し、様々なシーンで利用可能です。また、VisaやMastercardの会員向けに情報誌を発行し、最新のサービスやお得な情報をお届けしています。

まとめ

VJAは、日本におけるVisaカードの主要な発行団体として位置づけられ、数多くの金融機関が加盟しています。多様なカードとサービスを通じ、国内外での利用者の利便性向上に努めています。特に、旅行、ポイントサービス、そして顧客支援に関しては、ヨーロッパ・アメリカにおける基準と同様のサービスを日本国内でも享受できるよう工夫されています。

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