VOLTA MASTERS

VOLTA MASTERS：横浜から世界へ羽ばたいた音楽プロデューサーの20年超

VOLTA MASTERSは、神奈川県横浜市出身のDJ、音楽プロデューサーです。1988年、横浜でDJとしてのキャリアをスタートさせ、その後、音楽制作、レコードショップ経営、そして多岐にわたる活動で日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けてきました。

DJ ICHIKAWAとしての出発とレーベル設立

DJとしての活動は、1988年の横浜でのデビューに遡ります。レコードへの深い愛情から、1996年には横浜に712Recordsというレコードショップを設立。その後、川崎、町田へと店舗を拡大し、音楽シーンの中核を担う存在へと成長していきます。同時にRevolution Recordingのプロデューサーとしても活動を開始し、2000年には8th Wonder名義でデビューを果たしています。

VOLTA MASTERSとしての躍進：インディーズからメジャーへ

2005年、VOLTA MASTERS名義で本格的な活動をスタート。2008年3月には1stフルアルバム『Change』、翌月にはリミックスアルバム『Volta Masters At Work』をリリースし、オリコンインディーズランキング、iTunesチャートで1位を獲得するなど、大きな成功を収めます。タワーレコードとのコラボレーションでリリースしたクリスマスアルバムも予約チャート1位を記録しました。2009年には『Volta Masters At Work 2』をリリースした後、メジャーへの進出を果たします。

メジャーシーンでの活躍と幅広いコラボレーション

2010年2月、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンよりアルバム『Piece』を発表。同年、エイベックスと契約し、土屋アンナのRemixアルバムへの参加、SPEEDの再結成ツアーでの楽曲アレンジ、島谷ひとみへの楽曲提供など、多様なアーティストとのコラボレーションを展開しました。3月にはアルバム『Lovers』をリリースし、韓国チャートでも1位を記録するなど、グローバルな成功を収めています。同年には、土屋アンナのライブへのゲスト出演、映画『バトル・ロワイアル3D』主題歌の作曲・プロデュース、ディズニーのコンピレーションアルバムへの参加など、精力的に活動しました。

2011年には、国内外のアーティストを多数フィーチャリングしたアルバム『Suite』をリリース。高梨臨と渋川清彦が出演したミュージックビデオも話題となりました。同年には、PlayStation Portable用ソフト『ガンダムメモリーズ～戦いの記憶～』のサウンドプロデュースも担当しています。

ヒップホップ黄金期へのオマージュと多様な活動

2012年には『Volta Masters At Work 3』をリリース。ヒップホップ黄金期のアーティストとの共演により、高い評価を受けました。同年には「ルパン三世大感謝祭」に出演し、15万人以上の視聴者を獲得しました。ムラサキスポーツのCMへの楽曲提供など、音楽活動の枠を超えた活動も展開しました。

2013年には、レディオ湘南で自身のラジオ番組『UP LINK』を開始。レゲエアーティストの来日ツアーの主催、他アーティストとの共演、テレビアニメ『ダンガンロンパ』主題歌のトータルディレクション、そして自身のバンド「VOLTA MASTERS BAND」でのツアー開催など、活動を多角化させています。ソニーのデジタルサラウンドヘッドホンシステムのCM楽曲提供や、様々なフェスへの出演なども行っています。

継続的な活動と新たな展開

2014年以降も、全国ツアー、様々なアーティストとのコラボレーション、Remix作品リリース、テレビ出演など、精力的に活動を継続。2015年には自身のイベント「Jazz Jamaica」を発足させるなど、音楽シーンへの貢献も続けています。2020年にはラジオ番組のレギュラーDJを担当し、ライブダイニングレストランをオープンするなど、音楽活動以外での活動にも力を入れています。

ディスコグラフィ

VOLTA MASTERSは、CD、アナログレコード、デジタル配信など、多様なフォーマットで楽曲をリリースしています。彼のディスコグラフィには、オリジナルアルバム、リミックス作品、参加作品など、膨大な数の作品が含まれています。また、DJ ICHIKAWA名義でのミックステープも多数リリースしています。

まとめ

VOLTA MASTERSは、DJ、音楽プロデューサーとして、20年以上にわたるキャリアの中で、インディーズシーンからメジャーシーンまで幅広い活躍をしてきました。数々のヒット作品、多様なアーティストとのコラボレーション、そして音楽活動以外の取り組みなど、彼の音楽活動は多岐に渡り、日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けています。彼の今後の活動からも目が離せません。

もう一度検索