Vampillia

Vampillia（ヴァンピリア）

Vampilliaは、2005年に関西で結成された日本のロックバンドで、通称「ブルータル・オーケストラ」として知られています。メンバーは、3人のボーカリスト（デス、ゲス、オペラ）に加え、ツインバイオリン、ヴィオラ、ピアノ、ツインギター、ベース、DJ、ドラムが組み合わさった非常に多様な編成を持ちます。特に、ドラムにはRUINSの吉田達也、turtle islandの竜巻太郎が参加しており、その実力を証明しています。

活動の歴史

バンドは結成から数年間、充実した活動を続けてきましたが、最初のファーストアルバムの制作は、animal collectiveのプロデューサーであるラスティ・サントスの誘いを受けても完成には至りませんでした。しかし2008年には、ツジコノリコと共にニューヨークツアーを行い、国際的な音楽シーンへの足がかりを作ることに成功します。

2009年にリリースされたミニアルバム「Sppears」では、「heyoah」という曲に田代まさしが参加し注目を浴び、2011年には米国のImportant Recordsと契約を結び、アルバム「Alchemic Heart」を世界各国でリリースしました。この年は、特にSXSW（サウス・バイ・サウスウエスト）音楽見本市への参加が大きな出来事でした。

2012年には、カナダの轟音ユニットNadjaとのコラボレーションアルバム「The Primitive World」や、MayhemのボーカリストAttila CsiharとのデモCD「dottrue」を発表。このように、Vampilliaは常に新しい音楽的フロンティアを探求し続けました。

2013年には、新たに真部脩一が加入し、CHRISTIAN DADAのファッションショーの音楽を担当。この頃、Vampilliaは多くのコラボレーション作品をリリースし、特にμ-Ziqとの「Vampillia meets μ-Ziq」は大きな話題となりました。イギリスのバンドalt-Jの楽曲「Fitzpleasure」のリミックスも手がけ、国際的な評価を受けるようになります。

さらに、2014年にはアルバム「the divine move」がリリースされ、その後も多彩なコラボレーション音源や国内外ツアーを実施。Vampilliaは、音楽だけでなく、ファッションやアートとの連携を通じて、独自のスタイルを確立しました。

ディスコグラフィ

1. アルバム
- Alchemic Heart (2011/1/25)
- Rule The World = Deathtiny Land (2011/5/30)
- the divine move (2014/4/9)
- my beautiful twisted nightmares in aurora rainbow darkness (2014/4/23)
- Some Nightmares Take You Aurora Rainbow Darkness (2014/6/24)

2. ミニアルバム
- Sppears (2009/10/17)
- dottrue with Attila Csihar (2012/7/17)
- hefner trombones vol.1 (2013/8/26)
- endless summer with ツジコノリコ (2013/9/4)
- die you hard! (2013/11/11)
- you should go first (2014/08/15)
- dusty nail (2015/1/1)

3. コラボレーションアルバム
- The Primitive World with Nadja (2012/3/4)
- The Perfect World with Nadja (2013/8/27)
- ɪmpəˈfɛkʃ(ə)n with Nadja (2014/6/20)

今後の展望

Vampilliaは、今後も新たなアルバムやコラボレーションに取り組む意向を示しており、音楽シーンでの存在感をさらに高めていくでしょう。その創造性とパフォーマンスの幅広さは、国内外での活動を通じて、多くのファンを魅了し続けています。

もう一度検索