吉田達也

吉田達也：独自の音楽世界を築くドラマー

吉田達也（よしだ たつや）、1961年生まれの日本を代表するドラマー兼作曲家であり、インディ・レーベル「磨崖仏」を主宰しています。岩手県江刺市に生まれ、現在は東京の高円寺に居住している彼は、家族が「卵めん」で名を馳せている吉田製麺の出身です。

音楽との出会いとキャリアの歩み

吉田は岩手県立岩谷堂高等学校で吹奏楽部に入部し、そこでドラムを始めました。彼はプログレッシブ・ロックバンドに強い影響を受け、1980年代初期から東京都内のライブハウスを中心に本格的な音楽活動を開始します。1985年には「ルインズ」を結成し、1990年代には海外ツアーを行い、さまざまなバンドを立ち上げるなど多彩な音楽性を探求してきました。

参加バンドとユニット

吉田のキャリアの中で、多くのバンドやユニットに参加しました。「高円寺百景」、「大陸男対山脈女」、「是巨人」、「赤天」など、各グループでは異なるコンセプトや音楽性に基づく作品を制作しています。特に「高円寺百景」ではプログレ基調の楽曲に、歌詞の独自性を加えたスタイルが特徴です。また、「赤天」では日用品を音にするユーモラスなアプローチを試みました。

海外との交流と活動

海外アーティストとのコラボレーションにも積極的で、特にジャズミュージシャンとのセッションが多く、菊地雅章、藤井郷子、林栄一などと独自の音楽空間を作り出しています。さらに、アシッド・マザー・ゴングやペインキラーといった国際的なバンドのメンバーでもあります。

写真家としての活動

音楽だけでなく、石仏や石像などの写真作品に取り組む写真家としての顔も持つ吉田。彼の趣味は、結成するバンド名やレーベル名に影響を与えており、印象的なジャケットアートに反映されています。このように、音楽と写真の両方で独自の表現を追求している様子からその創造性の幅広さが伺えます。

まとめ

現在もさまざまなアーティストとの共演を重ね、プログレッシブ・ロックやジャズ・ロックの分野で活動を続け、さらなる音楽探求を続けています。吉田達也は、自らの音楽や写真を通じて、独特の感性を持つアーティストとして、今後も注目される存在です。

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