VenusBlood -GAIA-

『VenusBlood -GAIA-』の世界観とストーリー

概要

『VenusBlood -GAIA-』は、2013年にdualtailからリリースされた拠点防衛と魔族の産卵要素を組み合わせたシミュレーションゲームです。これは同シリーズの第七作目で、dualtailブランドにおける第十一作品とも位置付けられます。2023年にはリメイク版『VenusBlood GAIA International』がリリースされる予定です。

本作のゲームシステムは前作と似ていますが、いくつかの注目すべき特徴があります。今回のタイトルでは、女神の悪堕ちが無くなる一方で、迷宮を守る要素や、ヒロインがユニットを産卵するという新しい楽しみ方が追加されています。前作『VenusBlood -FRONTIER-』よりも、前々作『VenusBlood -ABYSS-』の発展版と考えるのが適切でしょう。

システムの特徴

本作では、ユニットを師団に編成する際にリーダーを設定できるようになり、リーダーには特別な「リーダースキル」が付与されます。また、リンク関係にあるユニットがリーダーの師団にいる場合、各ユニットのパラメータがパワーアップします。戦闘においては、最大3つの師団を同時に参加させることができる「レギオンバトル」が実装され、戦略性がさらに深まっています。

ストーリー

驚くほどの歴史的背景をもつ『VenusBlood -GAIA-』の物語は、古代から存在する五体の神獣によって守られている島、パラストラ島を舞台としています。しかし、数百年前からこの地では大地の荒廃、出生率の低下、異形の魔物フェイタスの出現といった「世界の黄昏」と呼ばれる現象が進行していました。

この危機に瀕した世界を救うため、魔導都市エネルゲイアの大公、テオフラッド・ホーエンハイムは新エネルギーであるエーテルを用いて人々を救おうと奮闘します。しかし、エーテルを悪とする聖竜帝国グランレイドとの敵対が待ち受けていました。物語は、テオフラッドがかつての因縁の相手、ミリア・エリファードとの再会から始まります。彼女によって致命傷を負ったテオフラッドは、なんとか一命を取り留めた後、自身の命をかけてエネルゲイアを空に浮かべるアトラス・システムを発動します。そして、エネルゲイアの世界を巡る冒険が始まるのです。

主な登場人物

• - テオフラッド・ホーエンハイム: 本作の主人公で、エーテルの研究者だったが、敵に襲われ逃げ延びた。致命傷を癒すため心臓にエーテルドライブを埋め込み、その結果強力なエネルギーや触手を扱える能力を得る。
• - ミリア・エリファード: 聖竜帝国グランレイドの神獣の巫女で、テオフラッドを守ることを誓った騎士。力なき者を支えようとする姿勢が特徴。
• - ククル・カナン: 森林国家ディアヘルムの神獣の巫女で、兄弟を非常に大切に思っている。
• - エルミン・カナン: ククルの弟で、女性らしい外見を持つ少年。
• - 金色巨鯨ケートス: フォートラフスの守護神獣。欲望と海運の象徴。
• - 暗黒不死王ベルゼビュート: アルハザードの守護神獣で、死の象徴として恐れられている。
• - レイン・ジーデルン: テオフラッドの秘書で、戦場でのサポートや身の回りの世話をする。

また、多くの個性的なキャラクターたちが登場し、それぞれ深い背景を持っています。彼らの関係や物語の展開は、プレイヤーを惹きつける要素が盛りだくさんです。

まとめ

『VenusBlood -GAIA-』は、壮大な物語と戦略が交わるダイナミックなシミュレーションゲームであり、敵との緊張感のある戦いに挑むことができます。今後のリメイク版『GAIA International』にも期待が寄せられています。

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