Vink

Vink（ヴィンク）について

概要

Vink（ヴィンク）は、アニメソングの制作とプロデュースに特化した音楽ユニットです。このユニットは、アニメーションや映画のために数多くの楽曲を提供しており、その音楽は作品の魅力を引き立てる重要な要素となっています。
メンバーは、矢吹俊郎（P.M CREATORS所属）、大平勉（同じくP.M CREATORS所属）、本間昭光（bluesofa所属）の3人から構成されています。

結成の経緯

Vinkの歴史は、1991年から始まります。音楽制作事務所であるパロメミュージックに所属していた矢吹俊郎と大平勉が、本間昭光を加えたことでこのユニットが結成されました。当初、彼らは『万能文化猫娘』関連の音楽制作を行い、さらに「Vink's」としても活動し始めます。この時期には、彼らの手で多くの印象的な作品が生み出されました。

主な活動と功績

1992年に、Vinkは高橋洋子をメンバーに加えて「PAROME」というユニット名でも活動を開始します。ここで彼らは高橋の1stアルバム『ピチカート』のサウンドプロデュースなど、多くの楽曲を手掛けました。その後も、1994年に『ヤマトタケル』の音楽、1995年から1997年にかけて放送されたテレアニメ『スレイヤーズ』シリーズの多くの楽曲を手掛けています。このシリーズでは、「vink2」や「Vink3」と称されることもあり、作品ごとに異なるユニット名で知られるようになりました。

2000年代に入ると、矢吹俊郎は声優歌手の水樹奈々の音楽活動に関わり、本間昭光はロックバンド・ポルノグラフィティとともに活動します。また、大平勉も声優やタレントのアニメソング制作を行い、Vinkの名称は過去の作品のクレジットにおいて特定の楽曲に限られて使用されることが多くなりました。

再始動とその後

2008年、TVアニメ『スレイヤーズREVOLUTION』の製作によりVinkは活動を再開します。この際には手塚理と連携し、「Vink4」という名前で音楽制作を軌道に乗せました。さらに2009年には『スレイヤーズEVOLUTION-R』の制作にも関与し、引き続きVinkという名で活動することになります。

代表的な楽曲提供

Vinkは多くのアーティストに楽曲提供を行っており、その中には以下の作品が含まれています：

• - 奥井雅美:

- My Jolly Days（編曲、劇場版アニメ『GS美神 極楽大作戦!!』エンディングテーマ）
- BEATS the BAND（劇場版アニメ『GS美神 極楽大作戦』挿入歌）

• - 島津冴子:

- わがままな薔薇（作曲・編曲、OVA『万能文化猫娘』イメージソング）

• - 高橋洋子:

- Woman's Love（作曲・編曲、PAROME、映画『天国の大罪』主題歌）
- Something in the Air（作曲・編曲、PAROME、フジテレビ系単発テレビドラマ『結婚式』主題歌）

• - 林原めぐみ:

- 私にハッピーバースデイ（編曲、OVA『万能文化猫娘』第1期オープニングテーマ）
- 瞳に銀河（編曲、OVA『万能文化猫娘』イメージソング）

これらの作品により、Vinkはアニメソングの制作において確固たる地位を築いてきました。アニメはもちろん、映画やドラマの音楽など、多岐にわたって活躍する彼らの音楽は、今後も多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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