WJBL 2024-25

WJBL 2024-25シーズン

「大樹生命 Wリーグ 2024-25」として開催された第26回Wリーグは、2024年10月11日に開幕し、2025年4月14日まで熱戦が繰り広げられました。このシーズンは、リーグ創設以来13シーズンぶりとなる2部制が導入された点が大きな特徴です。前シーズンの成績に基づき、1部に位置する8チームによる「Wリーグプレミア」と、2部に位置する6チームによる「Wリーグフューチャー」に再編されました。

大会期間中、国内トップレベルの女子バスケットボール選手たちが、新たなリーグ構造の中で激しい戦いを展開しました。

競技方法

シーズンの競技方式は、レギュラーシーズンとプレーオフ、そして入れ替え戦で構成されました。

レギュラーシーズン

Wリーグプレミアでは、参加8チームがそれぞれ他のチームと4回ずつ対戦する総当たり方式が採用され、1チームあたり計28試合を実施しました。一方、Wリーグフューチャーでは、参加6チームが5回戦総当たりを行い、1チームあたり計25試合を行いました。試合の運営については、クラブチーム（東京羽田、山梨QB、新潟、アランマーレ秋田、姫路）のホームゲームは各クラブが主管し、それ以外のすべての試合はWリーグおよび開催地の協会が担当しました。

プレーオフ

Wリーグプレミアのレギュラーシーズン終了後、上位4チームが進出するプレーオフが3月から4月にかけて開催されました。「京王 Presents Wリーグプレーオフ 2024-25」として行われたこのトーナメントは、セミファイナルとファイナルで構成されました。

セミファイナル（準決勝に相当）は、レギュラーシーズン1位対4位、2位対3位の組み合わせで行われ、先に2勝したチームがファイナルへ進出する2戦先勝方式が採用されました。ファイナル（優勝決定戦）は、セミファイナルを勝ち上がったチーム同士が激突し、先に3勝したチームが年間チャンピオンとなる3戦先勝方式で行われました。

プレーオフに進出したチームの最終順位は、トーナメントの結果に基づき決定されます。セミファイナルで敗退した2チームについては、レギュラーシーズンの成績が上位だったチームが最終順位も上位となります。一方、プレーオフに進出できなかったチームの最終順位は、レギュラーシーズンの順位がそのまま適用されました。

入れ替え

WリーグプレミアとWリーグフューチャーの間では、シーズンの成績に基づいて翌シーズンの所属リーグが決定される入れ替え制度が設けられました。

Wリーグプレミアの最下位（8位）チームと、Wリーグフューチャーの首位（1位）チームは、翌シーズンの所属リーグが自動的に入れ替わります。また、Wリーグプレミアの7位チームと、Wリーグフューチャーの2位チームとの間では、入れ替え戦が実施されました。この入れ替え戦は3試合制で行われ、先に2勝したチームが翌シーズンのWリーグプレミアに参戦する権利を得ました。

結果

レギュラーシーズンでは、Wリーグプレミアにおいて富士通とデンソーが同率の勝率で並びましたが、直接対決の成績も2勝2敗となったため、最終的に得失点差で上回った富士通が上位となりました。

プレーオフにおいては、富士通レッドウェーブが激戦を制し、2シーズン連続、そしてチームにとって3回目のWリーグ優勝を果たしました。また、プレーオフで特に活躍した選手には個人賞が贈られました。

プレーオフMVP: 町田瑠唯（富士通）
プレーオフベスト5: 赤木里帆（富士通）、町田瑠唯（富士通）、宮澤夕貴（富士通）、馬瓜エブリン（デンソー）、髙田真希（デンソー）

入れ替え戦では、プレミア7位のチームとフューチャー2位のアイシンが対戦しました。その結果、アイシンが2勝0敗で相手を破り、翌2025-26シーズンもWリーグプレミアに残留することが決定しました。

シーズンを通して優れた成績を残した選手やチームに対しては、別途アウォードが授与されました。アウォードには、各リーグのベスト5やリーダーズ（得点王、リバウンド王など）が含まれます。

このシーズンは、新たな2部制への移行という大きな変化を伴いながら、多くのドラマと熱狂を生み出しました。

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